キャットシッターを
頼まれた。
毎週行き来している
友達の
エルサとレイのお世話。
ペットを飼えない
私にとって
ペットシッターは
お願いしても
やりたいくらい。
今から
もふもふするのが
楽しみ。
一通りお世話の仕方を
教えてもらって
最後に
水の取り替え方。
エルサの水は
キッチンにあるけれど
問題は
レイのお水。
こっち、こっち
と、ついて行くと
ズンズン奥のマスターベッドルームを
抜けて
続き部屋のような
クローゼットも超えて
バスルームに到着。
そのまた先の
ガラス張りの
シャワールームの中に
やっとポツンと
水の器が置いてある。
ここなの?
レイの勝手だけど
なぜに
こんなところで
水を飲むのか
不思議
ただ
人の留守宅に
あがるのも
かなり
気が引けるのに
マスターベッドルームを超えて
バスルームまでいくのは
正直落ち着かない。
普通に
ルームツアーをして
家中を見せてくれる文化だし
ペットシッターに慣れてるから
どうも思わなそうだけど
やっぱり留守宅に
入るのは
抵抗があるなぁ。
私だったら
絶対留守宅の
ベッドルームに通せない。
来るまでに
掃除もしないといけないし
旅行前に
ベッドルームを完璧にして
出かけるなんて
不可能。
文化の違いとは言え
こういうところ
すごいなぁと
思う。
なにも見ないふりして
さっさと
お水を取り替える作戦で
いこう。
そして
一通り説明してくれて
最後に
彼女がくれたのは
ご両親と
息子さんの連絡先だった。
もし
飛行機が落ちたら
連絡して欲しいと。
そんな縁起でもないこと
言わないでよ!
何事にも
さっぱり気質の彼女だけど
結構いろんなことに
気がつく。
以前
インコシッターをした時も
ジップロックの袋を
私に渡して
こう言った。
「このインコ
結構年寄りだから
もしかしたら
さん子が来た時
亡くなっているかもしれない。
もし
そうなっていたら
このジップロックバッグに入れて
冷凍庫に入れといてくれる?」
このインコちゃん
死んじゃうの?
その大切なインコちゃん
冷凍庫に入れるの?
いろんなことに
衝撃な
彼女の言葉でした。
ペットシッター
しれば知るほど
奥が深い。