「虫がいる〜。取って〜😖」

 

息子の部屋から

かすかに呼ぶ声が

キッチンに届く。

 

うちの息子は

信じられないくらい

虫に弱い。

 

Gは仕方ないにしても

(極小であっても)

 

5mmもない

蜘蛛でも

 

ちっちゃな銀色の

紙魚でも

 

なんでも

自分では

退治できない

甘ちゃんです。

 

「今日はなに😡」

 

呆れつつ行くと

 

「蚊がいる」

 

蚊?

 

虫ならば

床にいるのとか

壁にいるのとか

 

頑張れば

天井もいけるけど

 

飛んでる蚊を

捕まえるほど

暇じゃない。

 

確かに

耳元で

ぶーーーーんって

飛ばれるのが嫌なのは

わかる。

 

夏はそんなものって

思って生きてきたけれど

 

息子は

そんな経験が

ほぼない。

 

家中

セントラルヒーティングだから

 

一年中

窓を開けることがない。

 

故に

蚊がうちに侵入する

隙がない。

 

それでも

この家に

引っ越してきてすぐは

 

掃除機をかけるのに

窓を開けていた。

 

しかし

花粉シーズン

だったからか

 

夫も息子も

グシュグシュになってしまい

 

それ以来

窓を開けることは

なくなった。

 

うちが

異常かもしれないけれど

 

結構快適に

暮らしてます。

 

特に

蚊のぶーんに

悩まされないのは

 

アメリカの数少ない

良い点。

 

それなのに

どこから入ったのか?

 

実家なら

ベープマットがあるのに

 

どうしたもんか?

 

とその時

閃いた。

 

いいのが、あるじゃない!

 

日本の夏

と言ったら

金鳥の夏

 

なにも欲しがらない夫が

唯一欲しがる

日本のお土産

 

金鳥の蚊取り線香。

 

日本で

蚊取り線香に出会い

 

すっかり

ファンになった夫

 

それ以来

我が家の常備品と

なっております。

 

外のイベント

 

義母の家での

バーベキュー

 

夏の花火観覧

 

蚊がいるところなら

どこにでも

喜んで持っていく夫。

 

携帯タイプは

本当に便利と

 

腰に下げて

ご機嫌です。

 

そのお役立ち

蚊取り線香を

 

息子の部屋に

設置してみた。

 

蚊取り線香の匂い

結構好き。

 

翌朝

ベッドルームを出ると

廊下が

蚊取り線香臭い。

 

密閉してる

息子の部屋

 

息子まで

駆除されてしまったか

心配になり覗くと

 

動いていたので

生きていた。

 

起きてきた息子を

おはようと

ぎゅっとすると

 

もわーっと

蚊取り線香の匂い。

 

香を焚き染めた

光源氏の如く

 

蚊取り線香の香りを

撒き散らす息子。

 

夏休みで

よかったわ。

 

人間蚊取り線香と

化した息子

 

これだったら

息子自体を

蚊取り線香代わりに

使えそう。

 

シャワーするまで

蚊取り線香になっていた。

 

次の日

「まだ部屋が臭いんだけど」

と息子。

 

1日経っても

匂いが消えない

蚊取り線香

 

効き目長持ち

やっぱり

日本製品

優秀です。