空気のような存在の
息子
ピンチには
時々戦力になる時も
ある。
旅行のバディとしては
なかなか
ハイポイントだけど
ひとつだけ問題あり。
それは
食事問題。
ギタギタしたものを
あまり受け付けない私
VS
ギタギタしたものが
好きなお年頃の息子
これが
地味に懸案事項。
同じお店に入っても
メニューの中で
調整できる時は
まだマシ。
お蕎麦屋さんだったら
天麩羅いっぱいの
天ザルを息子が頼み
私はざる蕎麦みたいに
油ギッシュじゃないメニューを
探せる。
今回
もっとも困ったのは
最後の晩餐
(正確には、最後と思った食事)
最終日には
ドーンと
トンカツを食べたい息子
テレビで見た
これが食べたい私。
最後くらいは
息子のトンカツに
付き合ってあげたいけれど
このたぬきも
捨てがたい。
別々に行く?
と笑顔で提案する私に
チキンの息子は
首を縦に振らない。
苦肉の策は
まず
息子のトンカツ屋さんに
二人でGO。
息子はトンカツ
私はビールとおつまみ。
お店には
申し訳ないけれど
たぬきのために
お腹をいっぱいに出来ない。
食べ終わったあと
息子をホテルに帰し
一人でたぬきのお店へ。
来年まで待つなんて
出来ない。
でも
目の前に来たたぬきは
思ったより大きかった。
ビール飲みすぎた。
それでも頑張って
なんとか完食。
でも
お腹が空いたところで
食べたら
もっと美味しかったはず。
お腹は苦しいけれど
念願叶って
幸せ。
これがなければ
息子は
最高のバディなんだけど。