最初の帰国日は

夫の休日にしてた。

 

でも

キャンセル。

 

二回目の帰国日は

休めない夫が

リムジンサービスを

頼んでくれた。

 

黒塗りのリムジンで

飲み物やお菓子が

食べ放題

 

あの長ーいリムジンに

乗るだけで

なんだかセレブになった

気持ちになる。

 

それもいいな!

と思ったのに

 

2回目のキャンセルで

乗れず。

 

残念。

 

搭乗30分前

やっと夫に連絡できた

3回目。

 

迎えにこられるわけもなく

Uber一択。

 

ただ

空港まで

1時間もかかる田舎に

 

行ってくれる

Uberがいるのかは

不明。

 

ドキドキしながら

Uberを呼んでみると

 

思いがけず

来てくれるらしい。

 

「どのタイプにしますか?」

に、つい庶民の私は

悩んでしまう。

 

二人だけど

スーツケースは

四つ。

 

普通の車じゃ

荷物が乗らないかも。

 

大型は

高いしなぁ

 

と思ったところで

気がついた。

 

海外旅行保険が

ついている。

 

気が大きくなって

一番大きなタイプで

ポチる。

 

すぐに来てくれた車は

なんと

アウディのバンタイプ。

 

2ヶ月前に

買ったばかりで

 

新車の匂いが

ぷんぷんする。

 

スーツケースを運び入れるのに

傷つけないか

こっちが心配になるくらい

新しい。

 

とっても陽気な

ドライバーさんで

寝るつもりだったのに

おしゃべりで盛り上がる。

 

知らない人に

自宅まで乗せてもらうのは

やっぱり少し怖かったけれど

 

そんな気持ちも吹き飛ぶほど

いい感じの人でした。

 

無事に送ってもらい

やっと念願の

我が家へ着いたけれど

 

実は

家にはまだ入れない。

 

まさか

こんな時間に

帰ると思ってなかったから

 

鍵を持たずに

日本へ行った。

 

いえいえ

日本に行くのに

鍵なんて

持って行ったことは

一度も無い。

 

今日帰ってくる予定じゃ

なかったから

 

しっかり鍵を閉めて

出社した夫。

 

夫が帰るまで

あと2時間。

 

すると

家に着いてすぐに

義母からテキスト。

 

夫から状況を

聞いたらしく

家においでと。

 

ありがとう

お義母さん。

 

スーツケースを

玄関に放置して

義母のうちへ。

 

「おかえり

 大変だったね」

 

とくさい私たちを

ぎゅっとハグしてくれる

義母。

 

本当にいい人。

 

そしてもっと

嬉しかったのは

 

義母に渡された

家の鍵。

 

以前

合鍵を渡してあったけれど

 

高齢の義母

どこにしまってあるか

覚えているはずが

ないと思ってた。

 

義母が

女神様に見える。

 

鍵と一緒に

すぐに食べられるのものを

渡してくれて

 

最後の最後で

幸せな気持ちマックス。

 

いろいろあったけれど

いろんな人に助けられて

やっと家に帰れました。

 

最後まで

お付き合いくださり

ありがとうございました。