キャンセルされた便を
振り替えるため
急いで
カスタマーサービスに並ぶ。
見たことないくらいの
人だかり
カウンターまで
辿り着けそうにない。
待ってる間に
フライトをチェックすると
乗るはずだった便は
最終便
今日は
ここに
泊まりが決定。
この旅行が
いつまで続くのか
もうわかりません。
並んでも並んでも
進まない列
並びながら
ここでは
あまり需要のなさそうな
日本語デスクに
電話する。
思いがけず
すぐに繋がり
1番早く乗れるのは
二日後という。
これだけ人がいたら
そりゃそうだ。
他の空港にも飛べるけど
その空港から自宅までは
なんと自腹
セレブじゃない我が家は
自分の空港に飛べるまで
待つしかない。
暇な専業主婦
時間だけは
死ぬほどある。
明後日の11時
フライトは押さえた
次はホテル。
ジリジリと
列に並んでいると
スタッフが回ってきた。
捕まえて
フライトを変更した
というと
どのホテルがいい?
と携帯で
選ばせてくれる。
カウンターまで
行かなくていいの?
疲れた体に
ありがたいシステム!
ただ
どれがいいのか
どれが安全な場所なのか
全くわからない。
見た目が良さそうな
一番上にあったホテルを
選ぶ。
当たりのホテルで
ありますように。
ホテルが決まると
私の携帯に
ホテルと食事とLyftの
バウチャーを
送ってくれた。
6月26日から始まった
システムらしく
遅延、欠航時の
旅客サポートを強化するため
アプリ上で再予約や
クーポンも発行できるという。
そういえば
テキストに
リンクが送られていたような。
なかなか繋がらず
ないことにしてた。
それを使っていたら
カスタマーサービスへの
電話も
無限に
列に並ぶことも
やらなくてよかったって
こと?
アナログ人間には
辛い時代です。
ホテルは一泊ずつしか
泊まれず
明日もう一度
空港にバウチャーを
もらいに来ないと
いけないらしい。
また来るの?
携帯に
バウチャー送れるのに
意味ないじゃん。
そして
残る荷物は
受け取るのに
5時間かかるという。
もう8時になるのに
夜中1時まで待てない。
荷物はもうパス
無くなったら
補償してもらう。
せめて
食事だけして
ホテルへ行こうと
思ったら
レストランは
すでに
オーダーストップ。
空港なのに!
空港だから?
この早さ。
なんとか開いてる
サンドイッチ屋さんで
テイクアウトして
初めてのLyftで
ホテルへgo。
このLyft
バウチャー上の
ボタンを押せば
行き先も
支払いも
何もすることはない。
これだけは
画期的な
珍しく
いいシステム。
やっとホテルに着き
早く部屋に入りたい
私の前に
チェックインを待つ
キャンセルくらった人たちの
終わりのない列。
まだまだ
長い1日は
終わらない。