フライトキャンセルで
ANAで帰ることになり

ホクホクの私たち。

ただ
舞い上がっていて
気が付かなかったけれど
座席は指定できる?

ユナイテッドに聞いても
ANAのことは
わからないの一点張り。

確認のメールも
チケットもなく
本当に乗れるのか
神のみぞ知る。

とりあえず
ANAのカスタマーサービスに
電話してみると

 

奇跡的に
予約はあった!

座席もオンラインで
取れるらしい。

ただ
息子のミドルネーム入りの
名前が悪いのか

 

オンラインチェックインから
弾かれてしまう。
 

結局
当日カウンターでしか
できないらしい。

その時間の
チェックインじゃ
並びの席きっと無理。

子供じゃないんだから
別々でも
構わないけど


他人が隣より
息子の方がいいな。

当日のカウンターで
もう一度
リクエストするも

 

席はあるけれど

隣の席は
やっぱりない。

わかってました
それでいいや

と心を決めていると

「少々お待ちください」
と、カウンターの中で
ゴニョゴニョ相談を始めた。

何か奥の手があるの?
と思ったら

「ビジネスクラスでしたら
お隣の席がございますが」

ビジネス?
なんて乗ったことがないから


びっくりで
全然話が入ってこない。

少々お支払いすれば
ビジネスに乗れるという。

この金額は
かなりいいですよ

と勧めてくれるスタッフ


ANAじゃなかったら
なにかの怪しい

勧誘レベル。

最初
日本円で聞いた時
それはないわ!
と思ったけど

ドルに換算したら
この円安のおかげで
そう高いものでもない。

どこかで

一泊したと思ったら

 

しばらく

美味しくない外食を

しないと思ったら

 

それよりは

価値がありそうに

思ってくるから

不思議。


ANAも

空っぽで飛ばすよりは
少しでも

売ったほうがいいよね。

隣で

ビジネスクラスにしようよ!

の息子の視線が

グサグサ刺さる。


これも何かの縁だし

清水の舞台から

飛び降りる覚悟で

買った。

係の方は

最後に

「ぜひ気に入っていただいて
 また次回もお待ちしております」


と笑顔で送ってくれた。

絶対気に入ります
ただ

財力の問題だけなんです。

米系エアラインの
マーケティングと


印刷されてる
この魔法のチケットで

どこのカウンターでも
最高のサービスで
迎えてくれる。

 

ちょっとだけ

上客になった気分

 

本当は

ただのエコノミーの

お客だけど。

 

後から調べると

当日アップグレード付加運賃を

支払えば

 

ビジネスクラスに

アップグレードできるらしい

 

ただ

エコノミーが満席だったり

その募集をしている時に

限るよう。

 

隣は取れなかったけれど

満席じゃなかったし

 

元はと言えば

やっすい

米系エアチケットだったから

 

なんでオファーしてくれたかは

不明。

 

ANAにとって

いい客とは言えない

私たち。

 

ただ

最初に

フライトキャンセルの

経緯を説明し

 

本当に

ANAさんに振り替えでよかった!

 

と係の方に

泣きそうに言ったので

 

可哀想と思ってくれたのかも

しれません。

 

米系からANAへ

そしてビジネス

 

まるで

わらしべ長者のような体験。

 

最初は

かなり悩んだ決断も

 

何より

1ドル144円だったのが

一番の決め手。

 

最後に

ありがたい円安を

実感させていただきました。