今年の4月から
日本人の免税方法が
変わった。
必要なのは
入国日のスタンプがある
パスポートと
戸籍の附票の写し。
コセキノフヒョウノウツシ
日本語だけど
漢字を見ただけじゃ
なんのことやら
わかりません。
国土交通省のサイトを
確認し
早速市役所へ
取りに行く。
窓口で悩む。
必要なのは
戸籍の附票の
全部証明なのか?
一部証明なのか?
間違ったら
また来ないといけないから
慎重になる。
わからないから
全部と一部
どっちも取っちゃえ
と思ったら
全部なら
全員分入っていますよ
という市役所の方の
優しい助言に救われる。
早速
パスポートと
戸籍の附票の写しを持って
UNIQLOへ。
日本人体系の私には
下半身は
日本のUNIQLOに限る。
ドキドキしながら
レジで
免税をお願いする。
レジにいる人の顔が
ちょっと陰った気がした。
袋詰めをして
待っていると
レジに一人
二人と集まって
結局3人での
免税手続きが始まる。
4月に始まった免税だから
慣れてなさそうだし
田舎だから
もしかして初なのかも。
そのせいか
待っても待っても
終わらない。
なんか申し訳ない気も
してくるけれど
それより気になるのは
3人の真ん中にある
私の戸籍の附票。
他人に見せることが
できない戸籍が
人が通るカウンターに
バーンと置いてある。
みんな好きなだけ見てください
状態。
何も後ろめたいことは
ないけれど
みんなに見られると
なんだか恥ずかしい。
住所と
名前と家族くらいしか
書いてないから
気にすることないのに
この気持ちはなぜ?
パスポートを見せるのは
何も感じないのに
どうして戸籍は
恥ずかしいんだろう。
戸籍は
人に見せないもの
っていう
思い込みかもしれません。
パスポートと戸籍の附票を
いつも持ち歩き
免税するたびに
戸籍を晒す。
外国人だったら
パスポートだけでいいのにな。
ズルをしないで
たくさん日本にお金を落とすので
いつか
パスポートだけになりますように。