「トイレが壊れた泣き笑い

 

開口一番

テレビ電話で

そう話す母は

 

困っていると言うより

聞いて欲しいオーラで

ちょっと嬉しそう。

 

アメリカからは

何もできませんが

 

聞くことだけなら

なんなりと。

 

実家には

二つトイレがある。

 

いつも使うトイレと

今では

あまり使わないトイレ。

 

あまり使わないトイレも

ずーっと

使わないわけにもいかず

 

たまに忘れた頃に

使っているらしい。

 

そういえば

二人暮らしの友人の家

 

4つのトイレを

順番に全部使っている

って言ってたっけ。

 

豪邸も大変びっくり

 

つわりがひどかった時

二つあるトイレの

一つを使用禁止にして

掃除をサボっていた私とは

大違い。

 

母の話に戻ると

そのあまり使っていないトイレを

使ったけれど

流そうとしても

流れない。

 

このトイレ

割とハイテク。

 

今では普通だけど

その当時は新機能だった

立ち上がると

流れる機能が

ついている。

 

アメリカのトイレを考えたら

今でも

十分ハイテクですが。

 

流れないことに気付いた母は

今度は

タッチパネルで

流してみた。

 

流れない。

 

立ち上がっても

タッチパネルを押しても

うんともすんとも言わない。

 

タッチパネルの電池かも?

と思って

電池を換えても

状況変わらず。

 

修理を頼んで

判明したのは

電気系統の故障。

 

もう古すぎて

修理は不可。

 

今のグレードで

新品にすると

結構な出費。

 

どのくらい使うかわからないから

そこまではねー

の母。

 

次のオプションは

普通のタイプで

新品に替える。

 

ただ

この場合

今ついている手すりを

取らないといけないので

結構な修理になる。

 

最後のオプションは

このままにして

使わない。

 

一人暮らしだから

トイレは一つで

十分だけど

 

私や息子が

行った時は

一つじゃ足りない。

 

でも

まだ出入り禁止だけど赤ちゃんぴえん

 

とりあえず

しばらく保留で

考えるらしい。

 

でも

母の時に壊れてよかった。

 

お客さんだったら

気の毒だし

 

私が

お客さんだったら

と思うと

ゾッとします。

 

それにしても

便利な分

壊れると厄介です。

 

アメリカのトイレは

おしゃれじゃないけれど

お値段はすごく手頃。

 

壊れたり汚れたら

買い替えてもいいくらい。

 

作りも簡単だから

材料買えば

自分で修理もできる。

 

以前、水を流す

レバーが折れたけど

10ドルもしないで

取り替えられた。

 

唯一トイレで

気に入ってるのは

totoのウォシュレット

 

日本のみたいに

おしゃれじゃないし

機能も

最低限だけど

 

トイレに乗せてるだけだから

壊れても

それだけ替えればいいから

修理難民にならないのは

高ポイント。

 

形が可愛かったり

汚れにくかったり

いろいろオプションがある

ウォシュレットだったり

 

日本のハイテクトイレは

うらやましいけれど

 

修理を頼んでも

いつ来るかわからない

ここでは

 

自分で修理できるくらいの

ローテクトイレが

ストレスレスで

ちょうどいい。

 

ちなみに

世界一高価なトイレは

 

宇宙飛行士のトイレ

2300万ドル

 

らしいです。