自分の身内を

これでもかって言うくらい

褒めること。


日本人の私には

どうしても

人前で家族を褒めることができない。

 

日本人でも

郷に入ったら郷に従えで

できる人もいるかもしれないけれど

 

なぜか

それを言っている自分が

恥ずかしくて

どうしてもできない。

 

思い返してみると

母もそうだったから

育てられ方なのかも。

 

子供を褒めちぎる親は

ここでは

普通にいる。

 

日本人の私からしたら

なかなか

理解できない感覚だけど

それがスタンダード。

 

むしろ褒めない私は

本当に褒めるとこがないくらい

ポンコツな家族を持っているのか

と思われているはず。

 

最近は

引きこもっているから

そう言う機会は減ったけれど

 

子供が学齢期の時は

普通によくあった。

 

ここでおもしろいのが

これは自慢では全然なくて

本当に心からそう思って

褒めてること。

 

それもベタ褒め。

 

私みたいに

そんなことはありません

なんて言う人には

一度も会ったことはありません。

 

こんなふうに

逆に褒めない姿は

きっと変に思われてると

思う。

 

謙遜や奥ゆかしさは

ここでは

全く美徳ではないから。

 

でも

本当に心の底からそう思っていて

自慢じゃないから

 

嫌な気持ちにもならず

本当に素晴らしいお子さんで素敵ですね

と笑顔で言えます。

 

外で褒めることができない

ダメダメ母&妻ですが

 

褒めどころのない夫や息子なので

仕方ないところもあるけれど

 

ちょっとでも良いことがあったら

家では

褒めちぎるようにしています。

 

ここでは書けない位

褒めて褒めて褒めまくります。

 

外で誉めることのできなかった母の

罪滅ぼしです。

 

そんな私に息子はただ一言

親バカ。

 

夫は

もちろん真に受けるアメリカ人なので

わかりやすく喜びます。

 

夫婦関係も円満ニコニコ

 

こんな人前では褒められない

めんどくさい私でも

 

ただ1人

それができる人がいます。

 

義母。

 

義母の前で

夫を褒めちぎると

義母は本当に嬉しそう。

 

喜んでいる義母をみると

私も嬉しいし

 

息子を褒められて

義母も嬉しそう

 

一石二鳥です。

 

この唯一の例外を除けば

これから何年ここに住んでも

 

これだけは一生かかっても

慣れることはなさそうです。