12月は一番好きな月

 

こんな田舎の小さい街でも

クリスマス一色になる。

 

クリスマスツリーライティング

クリスマスパレード

くるみ割り人形のバレエ公演

クリスマスキャロルの演劇

 

その中でも

一番の楽しみは

クリスマスコンサート。

 

スーパーで

子供数人で弾いていたり

 

ジュニアオーケストラは

見てるだけで可愛い

 

街のいろんなところで

コンサートがあるのは

この時期ならでは。

 

ベルリンフィルみたいな

凄さはないけれど

 

無償でやっている

町のオーケストラは

応援したい存在。

 

私よりはずっと上手なので

聴くだけで

私のモチベーションも上がる。

 

待ちに待った

地元のオーケストラの

クリスマスコンサートの日

 

開場と共に

一番前の席に陣取る。

 

ここなら

手元もボーイングも

ばっちり見られる。

 

クリスマスコンサートは

クリスマスの曲や

映画の曲

知ってる曲ばかりなので

より楽しめる。

 

もう少しで

クライマックス

 

ちょっと怖めの曲を

弾き始めたら

急に照明が落ちた。

 

すごい演出だわ。

 

真っ暗な中で

演奏が進む。

 

楽譜見ないで弾けるなんて

暗譜してるのが

すごい!

 

と思ったら

演奏が止まり

非常電源に切り替わった。

 

停電だった。

 

お客さんたちも

びっくりしてるけれど

弾いてる人たちも

顔を見合わせてる。

 

指揮者がくるっと

客席に振りかえって一言。

 

「そんなに、演奏下手だった?」

 

これには全員爆笑。

 

突然の停電に

このジョーク

アメリカチックだなって思う。

 

非常電源は

10分しか持たないということで

 

いつもアンコールに弾く

クリスマスソングで

終わることになった。

 

残念だけど

停電じゃどうしようもない。

 

演奏が始まると

会場からは手拍子。

 

オーケストラのコンサートで

手拍子ありなのか

わからないけれど

私も一生懸命手拍子をする。

 

みんな応援したい

って気持ちが伝わって

 

ちょっと変だけど

ステージと会場が一体になった

素敵な演奏になった。

 

電気が持つのか

心配だったけれど

 

無事最後まで演奏して

割れるような拍手で終了。

 

ホッとした気持ちと

温かい気持ちでいっぱいになった

コンサートでした。

 

じつは

劇場での停電は

二回目。

 

映画館でカーズ2を見ていた時

雷が落ちて

急に停電になった。

 

映画館で停電って?

びっくりしつつ

どうなるのか

変にワクワク。

 

結局

20分後に復旧して

こんなことあるんだ

と思って家に帰ったら

 

うちの木にも

雷が落ちて

ガレージが壊れていた。

 

いろんな経験値が増えて

あまり驚かなくなっています。