富豪のおばあちゃんに
ゴッホを見に行こう
と誘われた。
ゴッホのひまわり
見たい!
夫はそういうのは
全然興味がないから
チャンス!
美術館は
一人で行きたい方だけど
ゴッホは見たいから
行くことに決定。
朝から
ゴッホ!
ひまわり!
と一人盛り上がる。
支度をしながら
ふと気がつく。
ゴッホを見に行こう
って言われたけれど
ひまわりを見に行こう
とは言われてない。
私の頭の中では
ひまわりが
世界中の美術館を
まわる企画があって
それがこの州にくる
と勝手に妄想。
ひまわりじゃないかも。
でもゴッホだし
入場料も安くない。
少しくらいは
本物の作品が
見られるかもしれないと
ちょっとだけ期待して行ったら
全てプリントでした。
ゴッホ展というより
ゴッホについての
展覧会でした。
体験型の
デジタルアートもある
斬新なスタイル。
こんな田舎に
ゴッホの絵が
来るわけなかった。
ちょっとがっかりしつつも
ゴッホについての
いろいろな情報には
結構びっくりでした。
びっくりその1
亡くなったのは37歳。
おじいさん風の自画像を
見てたので
こんなに若く亡くなったなんて
知らなかった。
びっくりその2
生前売れた絵は
たった一枚。
その後
自分の絵が
こんなに人気になることを
知らないなんて
人生は皮肉。
びっくりその3
color blindness だったということ。
ちょっとセンシティブな話で
真相はわかりませんが
ゴッホの絵の色に
引き込まれるわけが
わかるような気もします。
一番好きな絵
(プリントですが)
日本の浮世絵に
刺激を受けたそう。
日本って書かれると
自分じゃないのに
嬉しくなる。
360度
デジタルアートの部屋。
くるくる映像が変わって
面白い。
椅子やリクライニング
ラグがあって
のんびり鑑賞。
この展覧会で
一番気に入ったのは
黄色い部屋。
ゴッホが
アルルで使っていた部屋を
忠実に模型で再現し
実際入れるようになっています。
日本でいうと
四畳半くらい。
必要なものだけがある
ミニマリストのような部屋で
どんな気持ちで絵を描いていたのか
想像するだけでも
ワクワクします。
私もこんな部屋で
アルルの風景を見ながら
過ごしてみたい。