子育てが終わって
夜のクラスが
取れるようになった。
陶芸クラスは
夜しかないから
よかったけれど
人気のない夜のコミカレは
ちょっと怖い。
行きは
まだ明るいけれど
帰りは
ほぼ真っ暗。
田舎のコミカレ
校舎を歩いている人は
誰もいない。
人気のない大学内で
後ろから襲われるシーン
再現ドラマで
飽きるほど見た。
後ろを気にしながら
駐車場まで
足早に戻る。
駐車場で
ドアを開けた瞬間
隠れていた犯人に
襲われるパターンも
死ぬほど見てきた。
さっと車に入り
急いでロックする。
でも
拳銃を持ってたら
アウトだ。
怖いなぁ、もう。
身を守るために
私が編み出した
最後の手段
ポリスカーの隣に
駐車すること。
いつも同じ場所に
停めてある
校内警察のパトカー。
ここなら
気持ち的に
安心。
でもある時
ナンバープレート見て
驚いた。
ナンバープレート
付いてない。
よくみると
ボディも塗装が剥げて
廃車寸前って感じ。
いや
廃車になって
ここに置いてある感じ。
フェイクで
置いてあったのかも。
すっかり
騙されていました。
それでも
やっぱり
パトカーの隣に
停めてしまう。
なんとなく
気持ち安全のような。
警察官は乗っていないから
気持ちだけですが。
警察といえば
湖のそばの公園で
警察に捕まったことがある。
息子がまだ小さかった頃
日本人のママ友と
アメリカ人のママ友
子供たち多数で
ピクニックをしていた。
スーッと近づく
パトカー。
なに?
事件?
と思っていると
警察官登場。
ご近所から
通報があったと言う。
事件じゃなくて
私たちが事件でした。
通報って?
湖でピクニックしてた
だけなのに?
Gated community ではないけれど
住人以外は
この公園に立ち入っては
いけないらしい。
公園なのに?
サインも無かった。
唯一のその街に住んでいる友達は
残念なことに
先に帰ってしまっていた。
私たち
違法になっていました。
警官は
私たち全員の免許を控え
じゃ、もう帰ってね。
Have a nice day!
と笑顔で去っていった。
私、もしかして
前科者?
と心配したけれど
その後は何もないので
大丈夫だったらしい。
そんな法律というか
条例があるなんて
知らなかったし
誰に聞いても
知ってる人はいなかった。
それにしても
意外なところで
意外なことが起きる
飽きない毎日を
過ごしています。