今日も黒いポルシェで
出勤する隣人。
カッコいい!
けれど
いつもの通り
挨拶なしです。
すれ違いざまに
手を上げて挨拶してたけれど
いつも無視なので
やめました。
この隣人と
しっかり
面と向かって会ったのは
なんと
大腸検査室。
担当医でした。
名前を聞いたことある
お医者さんと思ったら
隣人でした。
残念ながら
ポリープが見つかったので
数年ごとに
彼に会うことになりましたが
毎回他人行儀なのは
変わりません。
医者と患者の
近しい関係はダメなのか
そういう
性格なのか
もしかして
隣人と知らないのか
この地域の人全部が
患者なので
覚え切れないのか
わかりませんが
いつも初対面のように
扱われます。
私の地域の
メイン産業は
観光と病院なので
こんなことは
日常茶飯事。
卵巣嚢腫で
初めての手術をした時の
婦人科の先生は
イケメンかかりつけ医の
教え子で
看護士さんは
お隣の旦那様でした。
そして
麻酔科医は
夫の友人。
どんどん
知り合いが入って来る
手術準備室
手術のどきどきより
これ以上はやめての
気持ちの方が大きくなった。
知っている人に
一糸纏わない姿
(手術着は来てますが)
を見られたと思うと
恥ずかしいような
複雑な気分です。
私が通っている
歯医者の経営者は
いつも日本食レストランに誘ってくれる
おばあちゃんの息子さん。
眼科医は
義両親の友人。
いつも義両親はどうしているか
聞かれるけれど
あまり会ってないので
返事をしようもなく
元気です♪
とだけ返事します。
専門医の奥様は
マンモの
レントゲン医師。
オフィスにかかっている名前と
奥様は韓国系と聞いていたので
先生に聞いてみると
ビンゴでした。
ここまで
みんな繋がっているのは
小さい街あるあるですが
本当に
世間は狭い。
スーパーの駐車場で
声をかけられることも
よくあります。
ある時は
レストランで
すごく愛想良く声をかけられ
誰?
もしかして
誰かと間違っている?
でも
よーく、よーく目を見たら
歯医者さんでした。
いつもマスクしてるから
わからなかった
失礼な患者です。
まさか
あのアジアンの患者だけど
なんて話は
ないと思いますが
私を取り巻くお医者様たちが
どこかで繋がっているっていうのは
いいような
悪いような。
自分も知らない
身体の中を
知ってる人が
普段の私も
知っている
なんとなく妙な気分です。