私の持っている包丁は

たった一本。

 

 

その包丁を

包丁屋さんで研いでもらうことが

一年に一度のお楽しみです。

 

日米を

何往復もしてるから

箱もセロテープで

ぐるぐるにされて

ボロボロです。

 

一度だけ

包丁を入れ忘れ

すごく悔しい思いを

したことも。

 

それ以来

包丁を

スーツケースに入れるまで

落ち着かないので

 

さっさと

お料理するのをやめてます。

 

この包丁は

渡米するときに

母に買ってもらった

唯一の嫁入り道具。

 

なくすこともないのに

なぜか

名前まで彫ってあります。

 

田舎の風習?

 

この大切な包丁

困ったことに

 

ここでは

研いでもらえません。

 

いろんなところを

探したけれど

見つからず。

 

自分で研ごうと

道具を買っても

お店で研いだようには

できない。

 

多分

私の不器用さのせいと

思われます。

 

年に一度しか

研いでもらえないのに

 

コロナで

三年も研げなかった。

 

もう切れ味なんて

グダグダです。

 

3年ぶりの包丁屋さん

暖簾をくぐるのも

嬉しい。

 

でも

この包丁も

早十数年。

 

そろそろ買い替え?

 

今回みたいに

なかなか研ぎに来れない

こともあるから

もう一本買っておく?

 

と、お店の人に聞いてみたら

 

「まだまだ、後10年は大丈夫!」

 

と太鼓判を押されました。

 

主婦人生で必要な包丁って

2、3本なのね。

 

包丁研ぎ代は

800円から1000円に

値上がりしてましたが

 

それでも

包丁一本売って

こんなにもたされたら

商売上がったりです。

 

早速使ってみると

素材に吸い付くようで

すごい切れ味です。

 

あー

この切れ味に合うまで

また一年。

 

皆さん

包丁どうしてますか?