息子が小学生の頃
私はまだ
夢見る母親だった
今思うと、アホでした
将来は
医者弁護士
研究者もいいかも
その中でも
宇宙飛行士は
私の憧れだった
宇宙飛行士じゃなくても
そんな方向に行ってくれたら
と過度な期待をした私。
NASAのスペースセンターにも
連れて行ったし
つくば宇宙センターで
宇宙飛行士体験もさせた。
博物館の
スペースシャトルも
見に行ったし
宇宙兄弟の
アニメも見せた。
プラネタリウムは
数えられないくらい行った。
その上
サンタクロースの
プレゼントも
天体望遠鏡だったのに
息子は
宇宙にまったく興味のない
普通の子供に育った
やっぱり
好きにしようとしても
自分から好きにならないと
意味がないと
身をもって学んだ
そして
残ったのは
天体望遠鏡。
多分
こういう結果になると
薄々気がついていたからか
サンタさんには
携帯天体望遠鏡を
頼んだ。
普通のに比べて
小さくて
軽量で
持ち運びする
リュックもついてる。
旅行先に持って行って
山の上から見たり
海から見たり
私の妄想満載の
天体望遠鏡。
本格的なものに
比べたら
おもちゃみたいだけど
意外にも
ちゃんと月の模様まで
綺麗に見える
土星の輪が
見えた時は
感動ものだった。
今まで知らなかったけれど
夫も
天体観測が好きだったらしい
満月のたび
せっせと
天体望遠鏡を外に出す。
ピントを合わせ
見えるように設定すると
「満月、見えるよー。」
はいはーい。
今では
月を見ることが
月に一度の
二人の楽しみです
今回の
ほぼ皆既月食。
ワクワクしていたのに
「ここは、早朝というより真夜中。」
と、今朝夫に言われ
かなりがっかり
日本が夕方の
ちょうどいい時間だから
そうなるのは
当たり前なのに
気が付かなかった。
楽しみにしてたのに
今夜
息子のために買った
天体望遠鏡
本当は私が欲しかったんだと
今はわかります。
息子よ、ごめん。
今
明るくて
少し歪な月が
上がってきました。
月の模様が
肉眼でも見えるくらい
大きい。
皆既月食ではないけれど
これでも
十分綺麗です。
日本の皆様
素敵な皆既月食が
見られるといいですね