ばっさばっさと
札束を振りながら
バイトから
帰ってきた息子
どうした、そのお金💰
バイトで
チップアウトしたと言う。
チップアウトってなに？
息子は
ウェイターではないけど
どうもチップは
みんなで分けるらしい。
そんなことも知らなかった息子
(もちろん私も)
初めてのチップアウトは
溜まってしまったため
札束になったらしい。
よく見たら
1ドル札やら5ドル札やらで
いっぱいの札束だった
アメリカのお札って
シワシワだから
余計に多く見えたよ
それでも
ちりも積もればで
結構な金額。
お給料がいくらか
知らずに始めたバイトだけど
チップの多さに
お給料にも期待する息子
取らぬ狸の皮算用で
新しいiMacに
新しいiPhone
夢が広がる
息子だったけど
数日後
意気消沈して
帰ってきた
お給料の小切手は
息子の期待より
ずーっと少なかったらしい
そんなに社会は甘くないから
高校生の頃の
憧れのマクドナルドの時給でさえ
5〜600円だったような気がする。
それに比べて
クラブ活動みたいなバイト
十分すぎるお給料
息子のバイトのおかげで
レストランのお給料事情が
わかった
チップって
義務って感じで払っていたけど
こうして
チップを喜んでいる姿を見てると
ちょっと嬉しい
チップって
ちょうど切りのいい金額になると
やったーって感じで
気持ちいいけど
微妙な金額だと悩む
でも、よーく考えてみると
数ドルのこと。
これからは
チップを払う時
息子の顔が浮かびそう
今までは
20%にしとけば
間違い無いと思ったけど
サービスがよかったら
ちょっとだけ大盤振る舞いの
チップしよ
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息子がバイトしたいレストランに偵察に行って、お会計に度肝を抜かれた話。
