​苦しみの受け箱

昨日の朝、頭を壁に打ち付けようとするネガ。

私は人格交代してしまったので

なすすべなく上からそれを眺めていました。

ネガが表に出てきたので、旦那が話をしました。

リスカをしたいのを我慢して

頭を打ち付けてるのにそれもダメって言われたら

俺はどうすればいいのさ!と泣き叫ぶネガ。

俺の心の苦しみは誰も分かってくれない、

誰もがわかってくれるように見える傷が欲しい、

だから自傷させてくれ、と泣いていました。


旦那が根気強くネガと話してくれ、

ネガは昔の辛かったことを話し始めました。

歪な家族関係、学校でのいじめ、部活でのいじめ、塾でのいじめ、その苦しみに押しつぶされそうな私のために苦しみを引き受けてきたこと。

私が死なないように守ってきたこと。

それなのにやっかいな人格として

消えることを願われる理不尽、悲しさ。

人を全く信じてないネガは、

人間に絶望していました。


ネガは私の頭の中で起きてることも

旦那に説明してくれました。

それぞれの人格についての見解も話していました。

私とポジのことを「アホども」と呼んでいたのは

解せないですが、

仕事中はネガがかなり仕事を担当してくれていることが分かりました。

私は仕事中、かなり記憶を無くすのです。

気づいたら仕事が終わっている、

午前中の仕事が全く思い出せない、

この仕事どうなってる?と聞かれてもやったことすら思い出せない。

いきなり進んでいる時間。

そして、そんな私のためにおそらくネガが残してくれている案件進捗メモ。

朝仕事に行くと「◯◯やって!」と残されている付箋。ネガからのメッセージです。

そうしてどうにか仕事をしていたこと、

仕事中記憶をなくしていたメカニズムが

やっと理解できました。

得意分野に合わせて細かく人格を交代することで、

様々な仕事に対応していたようです。


女ですが男っぽく理論的で頭のいいネガは、

旦那と意気投合。

ゾウリムシには悪いけどゾウリムシより話し方も考え方も頭いい、と旦那。

そのまま夜遅くまで話し込んでいました。

俺、寝て起きたらポジかゾウリムシだと思うけど、

また出てきてもいい?と旦那に尋ねたネガ。

旦那は、もちろん!また話そう!と

言ってくれていました。

強い睡眠薬で私含め強制的に眠りにつき、

今起きて昨日起きたことをまとめています。


アンさんは記憶の共有はしてくれませんが、

ネガとポジの場合は私はたいてい斜め後ろから

起きている出来事を見ていることができ、記憶を共有できます。

仕事中もそれができたらいいのですが、

仕事中の切り替えはネガが仕切っているようです。


人を信じないネガが、旦那のこと信じてもいいかと言って涙を流したのが意外でした。

ネガは自傷や酷いことを言ってくるので

居なくなって欲しい人格でしたが、

消えてはいけない子だと再確認しました。

私はネガが出るのを制御できませんが、

たまに出てきて旦那と話せばいいよ。

旦那もネガのこと気に入ってたし。


昨日から病院の先生が苦肉の策で出してくれた

ADHDの薬を飲んでみましたが、

ネガは、俺はADHDじゃないよ、とのこと。

別の奴らじゃ無い?と。

果たしてどんな効果があるのか…!笑

意味ない気がする…。