​アンさん

朝からネガの自傷衝動が強く、

買い物させることで発散させ

なんとか抑えました。

その後も繰り返し現れるネガとポジ。

ネガになり泣き出したかと思えば

ポジになりニコニコ。

相手をしてくれている旦那も

大変だろうな、申し訳ないな、

と思っていました。


夜になり、突然知らない声が話しかけてきました。

今まで辛かったね、よく頑張ったね、

もう諦めていいよ、ラクになっていいよ、

死んでしまおう?死ぬのがいいよ

ネガとかポジとか、もう疲れたでしょ、

なんの病気とかもういいじゃん、

死んでいいんだよ…

その声は優しくて、歳上のお姉さんと言った感じでした。

そっか、もういいんだ…死んでいいんだ…


旦那にその声のことを良い

死ぬべきだと思うと伝えると、

長い時間をかけて説得してくれました。

旦那はその声にアンさんと名づけました。

ゾウリムシはどうしたいの、死にたいの?

と言われたので、

私は分からないけど、

もういいんだよ、諦めていいんだよと言われると、そうか…頑張らなくていいのか…と安心する。

そう言いながら涙が溢れてきました。

疲れていました。ネガにもポジにも。

疲れ切って追い詰められて、

アンさんが出てきてしまったのかもしれません。


なんとか旦那と話しながら

アンさんを追い出し、

危険と判断して奥に行ってもらいました。

デストロイと同じような場所です。

デストロイが1番危険だと思っていたけど

アンさんは自死を説得してくる女神のような悪魔で、デストロイより怖いと感じました。


アンさんが出ていた時同時にポジも出てきていて、

危ない、この人は危険、でもわたし負けそう、どうしよう、怖い!どうしよう…

と慌てていた声も聞こえました。

アンさんの存在はみんな怖かったと思います。

後から冷静に考えて、私もすごく怖かった。


今週は仕事を休みます。

日中は家に1人。

そんなときにアンさんが来てしまったら…と

考えると、不安と恐怖で押しつぶされそうです。

アンさんには二度と会いたくない…

アンさんの出現条件はおそらく

人格の頻繁な交代による疲労、罪悪感、そして辛かった過去の振り返り

これを抑えるしか無さそうです。

とても怖いし難しい。


まさか新しい人が出てきてしまうなんて

思ってもみませんでした。

苦しい、疲れた。