懐かしの空手道

テイ・チャー(1854-2015　米テキサス)の

よもやまコーナーです。

わたくしの代表的な運動歴が

高校まで、
田舎で通っていた空手なのですが

その話をしようと思います。

空手といっても

私がやっていたのは

相手をボコボコにするとか物騒なモノじゃなくて

型を見せる演武が主な内容なので

殴りあったこととかはﾅｲです

殴ったり蹴ったりして粉砕するのは

ブ厚い板とかそんだけ。
ちなみに瓦は割ったことが無いです
業者に引き取ってもらうしか
使い道がありませんが
板は薪になりますしね

一番得意なのは沖縄古武道の棒術です。
沖縄古武道とは
武器を奪われた農民たちが
手ぬぐいとか農具など
身近なものを利用して
戦うことができるように(略)
もう空手じゃないですねそれは。

習った動きとか受け身とかは

いざというときに…

いやそんなときは来ないのが一番です

強い奴を見ると

ﾜｸﾜｸするような性分じゃないので

始めたきっかけは

道場が近くて地域活動の一環だったため

月謝もすごくお安く

お手軽だったからです。

試験がﾇﾙかったのか

相性が良かったのか、

初段までは割りとストレートに

進みました。

ちなみに

初段までは通っていた道場で

試験料とか無しで取れるのですが

二段以降は空手連盟公認の

試験会場(遠い)まで遠征して

試験料払って

昇段試験を受けないとならなかったので

面倒くさくて受けませんでした（ФωФ）

稽古は楽しくやり甲斐があったし

相性が良かったのか

稽古内容はよく飲み込めたと思うし
自分なりには一生懸命やって
手を抜いたつもりもなく
それでも充実していたから
辛いと思ったことはありませんでした。

奴らが来るまでは。

ある日

異端者が乱入して来たことで

私の楽しい空手生活は一変しました。

それは

英語の先生として
学校に赴任してきた
テキサス(適当)からの
使者2名です。

まあデカい。

テキサスたちは

赴任先の地域での

日本武道に興味津々で

お手軽だったこともあり

日本での思い出に…と

私の通っていた道場に

やってきてしまったのですが
体格がもう日本人のそれと違う。

で、不運なことに

その道場で一番の年長者だった私が

テキサスの組手の練習に

あてられてしまうわけなのですが、

もう力加減がおかしくてさ！！
一生懸命覚えた
手首ｷﾒで
私を投げるんですよ

というか別に手首をｷﾒなくても
投げられてるから！！

投げられるたびに
私の手首は
ｲﾔな負荷が蓄積
されてですね

練習が終わる頃には

痛くて痺れて涙目で

断じて私が未熟だからとか
そんなんじゃない

テキサスは
組手を
分かってない

このままテキサスと組手続けたら

確実に良くない結果が出る！

あなたがた
空手とか習わなくても
もう十分つえーーから！
おみやげに
この黒帯(3200円)
あげるから
テキサスに帰って！

※帯自体は

スポーツ用品店に行けば売ってます

とにかく
テキサスと組まされるのが苦痛で苦痛で、

相手は白帯なんだし
黒帯のテイサンなら
大丈夫でしょ？

そういうことじゃない！！

もうこの状況だと
黒帯なんか
ただの黒い色した紐ですよ！
有段とかそんなん
なんの意味ももたないよ！

受け身が取れる分
負傷率が低いってぐらいしか！

もっと体格がイイ男子もいるのに！！

というか先生が
テキサスの組手すればいいのに！！

そりゃ空手の稽古が

お手手つないで

みんなで楽しくがんばろ^^　

で済まないことぐらいは

理解していましたし

私がテキサスを投げるのなら意味があるよ！
自分より体格の大きい相手でも
技術でもって転がすことができるという
修練の意味がありますよ！！

でも、テキサスが、
自分の体格の
半分以下しかない
女子を転がすことに
何の意味があるの！？？

私はテキサスの気が済むまで
ただ投げられるだけ

それでもってテキサスは
何を習得できているの?!

先生には

腕が折れる前に

異議申立てをしました。

私にはテキサスは早過ぎた

そして月日が経ち
赴任期間が終わり

テキサスはカリホルニアへ帰った

ﾔｯﾀｰｰｰ
＼(´；ω；｀)/！

私が空手で学んだこと

それは

戦うな　逃げろ

でした

私の空手は