あたしの名前は
アカネック・バウアー
こう見えてFBIの捜査官だ
あたしの管轄は専ら
Xファイルとバイオハザード
危険が伴う仕事だが
お腹を空かせた二人の妹のために
背に腹はかえられない
最近は街で奇妙なバイオハザードが
多発している
人間と見分けが付かないゾンビが街に潜んでいるというものだ
わたしは今
その原因究明に務めている
ゾンビは人間と区別が付かない
だが
今
まさに今
わたしは目の前にいる一人の男性が
ゾンビだと気付いてしまったのだ
アカネック
「ヘイユー!止まりなさい
さもなくば撃つわよ
あたしは怪しい者ではないわ
FBI捜査官よ
もっとも
あたしはあなたのことを
怪しいと感じたから話しかけたのだけど
動かないで!
ちょっと質問に答えて欲しいだけなの
あなたも知ってるでしょう?
最近のバイオハザード
もしそのことで何か知っ…
ちょ
止まりなさい!
本当に撃つわよ!
あたしは手荒なマネはしたくな
止まれってオイ!
聞いてんのかゾンビ!
何近付いてきてんだゴルァ!」
Bang! Bang! Bang!
…撃った
あたしは撃ってしまった
これではせっかく掴んだ手掛かりが
台無しじゃないか
…いや
よく見るとこの男
アカネック
「 銃が…効いてない?!」
バァァーーン!!
スズキ
「貧弱!貧弱ゥ!!
貴様、そんな銃弾ごときで
このスズキに傷が付けられるとでも
思っていたのか?
無駄無駄無駄無駄ァ!!」
銃弾を受け付けず
何を以ってしても傷付かないその姿に
痺れて憧れた女性たちをはべらせた
ゲ◯以下の臭いがプンプンしやがる
この男
名をスズメのキノコ
略してスズキ
元々人間だった彼は
原因不明の事故により一夜にして
みたいなところで休憩が終わり
ちゃんとライブの稽古に戻りました
今日も稽古場は平和でした
【ればる・ ドクターの影響でジョジョにハマり出したスズキ】