安いように見える医薬品にだまされてはいけない | ドラッグストア店長の逆襲

ドラッグストア店長の逆襲

ドラッグストア店長の

今まであまり教えてもらえなかった大切なことを裏話も交えて

一見、安いように見える健康食品や医薬品、

実はむちゃくちゃ高かったということがたくさんある。


スーパーで野菜を買う時、

「安いけど鮮度がよくない」

「外国産が安い」など、

ある程度一般の消費者でも選別できる。

しかし、


薬や健康食品は実にわかりにくい。


例えば、


A商品:3錠中100mg含有、1日1回2~3錠、60錠入り1980円

B商品:2錠中120mg含有、1日1回1~2錠、54錠入り1980円


A商品、B商品共に別の一流のメーカー

A商品が有名タレントを使いテレビCMがガンガン流れてる。


どちらが得なのだろうか?


答えは、B商品。

1日あたり

A商品は約66円~99円

B商品は約37円~73円

成分あたりで考えると、さらにB商品が得になる。


書いてある情報だけでもどちらがよいか判断はできるはずだが、

店頭で計算機を持ってきて計算する人はほとんどない。

だまって並べておくだけだとA商品がダントツに売れる。

コマーシャルで見たことのある商品が6錠多くて同じ値段だからはてなマーク



だだし、私の店ではB商品が3倍売れる。

実は成分は同じように見えて、

B商品のほうが吸収がよく実際効き目も良い。


一流の商品が安くて品質もよいと正直に説明すると、

納得し、よろこんでもらえる。

薬剤師として「よかったー」\(^_^)/ってことに。


でも雷


悲しいことにA商品のほうが利益が大きい。しょぼん

薬剤師が、お客様の健康とお財布を考えてよいものをオススメすると

お店は儲からない。

薬剤師不在の大手ドラッグストアが一生懸命努力している弱小薬屋を

駆逐している流れに歯止めはかからない。


負けないぞ