だいぶ時間が経ってしまいましたが、笠間に出かけたときに湯飲み茶碗を買い求めました。
大好きな作家さんの作品で、良寛の漢詩が書いてあります。
よくわからなかったので帰って調べたところ次のようなものでした。
吾生何処来
去而何処之
独坐蓬窓下
兀兀静尋思
尋思不知始
焉能知其終
現在亦復然
展転総是空
空中無有我
況有是与非
不如容些子
随縁且従容
この命はどこから来て
どこへ去って行くのだろう
小さな庵の窓の下に坐り
じっと静かに考える
考えてみても始めも分からず
終わりは尚更分からない
なぜ今生きているのかも分からない
全ては移り変わって行くだけだ
移り変わりの中に変わらぬ自分などありはしない
まして何が良くて何が悪いかなど言える筈もない
だから今はこのささやかな自分を受け容れて
縁に従ってしばらく過ごそう