ディープピープル見てました。
テーマが漫才師ということで、ますだおかだの増田と中川家のお兄ちゃんと浅草キッドの水道橋博士の三人。
浅草キッドはテレビではやりませんが、舞台では常に漫才をやっているそうです。
うーん、一度見に行きたい…でも東京は遠い('A`)
三人向き合って真ん中にセンターマイクを置いてのトーク。
最初の話題はネタ作りの話。
とりあえず三人ともネタを作る方ですもんね。中川家は全部お兄ちゃんが書いてるそうです。
でも三人とも雑誌の取材でも聞かれるけどいつも誤魔化してる、とのこと。
どうやら雑誌では本心を明かしていないようです。
「手の内を明かす感じがして…」とのこと。
あえて明かしてしまうと、水道橋博士は台本を書く際にアドリブのような台本を書いてるそうで。
「それ台本にないだろ、ってセリフを書いてアドリブっぽく見せる練習とかした」
そういう手もあるんですね。
ますだおかだはネタを考える際、岡田の知識が広く浅いのでいつもいろいろ聞いているとのこと。
「ウィキペディア的存在」とのことです。
ネタが飛んだときの対処法なんかも出てました。
浅草キッドのは出たのかな?ごめんなさい…
中川家はお兄ちゃんが飛んだときは舞台上でもネタが飛んだことを言うし、指摘される。
でも礼二が飛んだときは黙って思い出すまで黙っているとのこと。
ますだおかだは飛ぶのは増田の方が多いらしく、飛んだときは岡田にいろいろ振っていくそうで。
いきなり振られたにも関わらず岡田も分かっているのでその振りに答えて時間稼ぎしていくそうです。
凄いなあ。
また同じネタを何度も何度もしていくと言葉一つ一つがセリフになっていってしまい、流すように話すようになってしまい、それが気に食わないとか。
「昨日○○に行ったんだけど」というセリフもサラッと惰性で早口で言われてしまったその○○が後々のネタに関わってくるのにお客さんに残らなくなってしまう。
だから早口で、惰性でサッと言われてしまうと作り手はイラッとするらしいですね。特にお兄ちゃん(笑)
ますだおかだのその対処法は早口で言ったことを増田がもう一回念押しで強調して聞き返すそうです。
中川家は礼二がバーッと早口になってたらお兄ちゃんがわざとゆっくりな口調で話していく。
すると礼二はなんでゆっくり話すんやろ、と思うようでそれで次第にゆっくりになっていって丁度良くなるそうです。
同じ早口でもテンションが上がっての早口と惰性でサラッと流すような早口は違うようです。
そしてお兄ちゃんがまさかの発言「これ(センターマイク)邪魔」
水道橋博士も増田も漫才師だからこそセンターマイク、という感じでこの前に立って漫才をするのがベストだそうです。
テレビとかだとピンマイクだけでやらされたりして、それがちょっと気持ち悪いとかで。
でもお兄ちゃんは三八マイクがいらん、と思っているようです。
増田が言うには礼二の方はマイクを結構必要としているらしいですけどね。
一番嫌なのは学園祭に行ったときなど、センターマイクなんて無いからマイク二本用意される時。
それは漫才じゃない、という感じのことを話しておりました。
よく学園祭レポでマイク二つあってもどちらかが片方に近付いていく、って見るけどやっぱり落ち着かないんでしょうね。
またマイクの高さ調整の話。礼二はよくこれをしているそうです。
でも師匠方はそれを弄らなくても、一発でスッと自分の高さにすぐ合わせることが出来るとかで。
若手がマイクを弄っていろいろするそうです。
増田「そうなると、いらんなあ」
邪魔なものではないか、と辿り着きそうになりましたが結果的に「やっぱりいる」に落ち着きました(笑)
でもお兄ちゃんはまだいらないと…(笑)
「漫才」と「M-1」は違う、と増田もお兄ちゃんも思うようです。
浅草キッドは別物として見ているそうです。理由は自分達の漫才はいつも30分だから。
一組15分だったらもっと違うだろう、と。通常の漫才の長さって15分程度ですもんね。原稿用紙15枚くらいかな。
だから逆に1分だったら優勝出来ていなかったと思うと言っておりました。素人が優勝するってこともありえると。
あとお笑いは勝負ごとでも負けても美味しい、という点があるそうです。むしろ負けた方が美味しい的な考え方。
芸人は不幸の方が面白い、と。
負けても話題には出るし、勝っても話題になる。勝っても負けても美味しいんだそうです。
確かにそうだなあ。M-1後のオードリーがまさにそうだったよなあ。
とにかく本当に濃い話でした(`・ω・´)
30分番組だったのですが、かなり濃厚な気分。
録画しておいても損は無かったんじゃないかなあ…あー勿体ない。
最後エンディングはそれぞれのおかしな営業の話。
浅草キッドは牛の競り会場で牛の前で漫才をしたそうです(笑)