憲隆鍔15 | 伝統工芸 金工 肥後象嵌 稲田憲太郎 光秀

伝統工芸 金工 肥後象嵌 稲田憲太郎 光秀

象嵌とは、物の名称ではなく技術の総称です。
肥後象嵌を通して伝統工芸をより多くの方に知っていただきたく始めたブログです。

                                 いよいよ後半戦







                        しまっていこ~う



              俺

                

                                 

                                え~と



                            錆び出しに入りました





                                ビフォー




伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎




アフター



なんと言うことでしょう






伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎




銀色だった鉄が、茶色に




伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎





こんな感じから





伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎



こんな感じに変色




伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎





伝統工芸 肥後象がん 稲田憲太郎






なぜ錆を出すのか?




それは,




後で錆びないように、先に錆を出し


さらに錆止めをすることで


酸化皮膜はった状態になり


それ以上錆びなくなるのです



一口に錆と言っても


鉄棒の錆のような荒いものではなく


目の細かくて、硬い錆を出していきます


そうなるには、あらかじめ酸化させた状態から


1時間30分おきに、堅めのハケで荒い錆を取りながら


硬い錆だけを残して行きます


湿度変化で、錆の出るスピードが変わります


特に夏の時期は、錆の進行が早く


気が抜けません


完成までもう少し


楽しんで参ります