1965年創設の小倉競馬場の重賞の中では最も伝統を誇る。負担重賞も1990年代に別定戦だった時期以外はほぼハンデ戦で行われサマー2000シリーズでは第3戦目。今年日程の見直しで7月に移設されることになり、かつての夏の中京開催の時期に行われない2000m重賞(サマー2000シリーズとしても西日本で行われる唯一の一戦)の希少な役割を担う。
完全に『どこからも入れる』難解この上ないメンバー。穴馬を軸にするもやむなしの印象。
トップハンデは『2200mなら』、唯一の関東馬にしても適性が2400mに向く傾向、さらにかつてのダートの強豪も前走3着がワンターン実績…どれもこれも完全に穴需要しかない。ならば、割り切るようだが『夏は牝馬』の格言を本命指名のカギにしていく。最内枠に入った①イングランドアイズは51kg。これは牡馬換算で53kg相当となるためレーティング的ではあるが人気のない組から少し劣る計算。だた、松若風馬騎手を擁したことで一発つけ入るすきまで見込めそうになったので本命視で。
完全に押さえが目移りしてくるので『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』の理論で厚めにしてしまう。
◎①イングランドアイズ
○⑫ハピ
▲⑨リカンカブール
☆⑧ラスカンブレス
△②ショウナンアデイブ、③カネフラ、④メリオーレム、⑤マイネルメモリー、⑪ダンディズム、⑭グラティアス
もう誰に来られても異論のない印と化したので、買い目を書くなら『印の全馬単複』しか書きようがない…
そしておまけに函館2歳ステークスのほうも書くが、世代の2歳重賞の始めのうちはゾウたん的には難解になりやすいため、気になった馬5頭に☆を打ってかつてJRAプレミアムの一環として行われていた『夏の2歳単勝』を狙うイメージにしたい。
☆②カイショー、⑤エイシンディード、⑧ブラックチャリス、⑩スターオブロンドン、⑫マイオウンウェイ
JRAの『上乗せ策』というのもUMACAのボーナスポイント還元に軸足を移してしまったために紙の馬券、PAT方式、JRAダイレクトといった買い方では忘れたころに展開する『スーパープレミアム』や『ウルトラプレミアム』でしか恩恵がなくなってきた。今回函館2歳ステークスの予想を組むにあたってのコンセプトとして夏の2歳単勝を出したのだが、ただの現金上乗せでは(馬券販売での)持続可能性は無理と判断されてしまったのならゾウたん的には残念な話に思う。
でも、表に出てはいないところで『JRAプラス10』は完全に規定の付加給付として制度化されたのかしれっと続いている。グリグリの本命印を打つ必要がある際際こっちからも外れるリスクまで」考える必要があるとなると…やっぱり『馬券はマネー』なんて形になるのかな。