本題に入る前に、6月1日終了時点のJRAの全レースのデータを貼っておく。

では本題。
6月6日の昼前にラジオNIKKEIの競馬実況webに6月の実況担当が掲載された。
この件に関しては後述せねばならぬことがあるのでのちほど書く。
まずはこれをもとに、6月7~8日の個人の感想的に考えられる馬券戦術を書いていこうと思う。
6月7日(土)
東京1R-5R…藤原菜々花アナ→参考記録期間及びサンプル数が少ないため省略。
東京6R-12R…大関隼アナ→打率は弱含みも飛距離は平均的。紙面の◎から穴馬3頭に馬単1着流しで。マルチも可。
阪神1R-6R…山本直アナ→打率は順調だが飛距離が弱い。紙面の◎○と中間人気3頭を絡めた3連複BOXで。
阪神7R-12R…三浦拓実アナ→打率も飛距離も平均的。
6月8日(日)
東京1R-6R…大関隼アナ→打率は弱含みも飛距離は平均的。紙面の○から人気薄4頭に馬単ワイドで流して。
東京7R-12R…米田元気アナ→打率は平均的だが飛距離は好調。穴馬3頭と紙面の▲を絡めた馬単BOXで。
阪神1R-6R…三浦拓実アナ→打率も飛距離も平均的。穴馬1頭から紙面の◎○▲に馬連ワイドで流して。
阪神7R-12R…山本直アナ→打率は順調だが飛距離が弱い。中間人気の1頭から紙面の◎○▲に馬連ワイドで流して。
続いて、6月1日時点のWIN5の飛距離データを張っておく。

これをもとに6月8日のWIN5対象レースの戦術も書くがその実況担当はというと…
東京9R・10R・11R(安田記念)…米田元気アナ
阪神10R・11R…山本直
よもやのキャリーオーバー効果で2トップを走る米田アナと直アナの組み合わせになってしまった。
条件は、
- 2勝クラス→2勝クラス→2勝クラス→オープン→GⅠ
- 芝2000m→ダート1400m→ダート1400m→ダート1200m→芝1600m
- 定量戦→定量戦→定量戦→ハンデ戦→定量戦
WIN5には必須の向きがあった3勝クラスと別定戦を書く珍しいパターン。ダートの3戦を芝で挟んだ格好。完全にメンバーの力関係だけで置きに行くことも可能な計算。第4戦目もオープンクラスのハンデ戦になるため考えようによってはハンデ差を無視する勇気が必要になる可能性。
紙面の印や前走パドック、調教内容などから狙う場合は『前走のパドックで気合が乗り過ぎた馬の◎は追い切りの時計をみて判断』『キャリア内でソラを使って2ケタ着順の経歴がある馬に▲がついたら消し』『近3走以内で返し馬のキャンターが長すぎたことが一度でもある馬に○か△がついたら狙いは慎重に』といったように逆張りを主体的にした狙い方が望ましいか。堅い決着に終わった際に5点以内で3連複または3連単を的中させている記者・トラックマンの◎は確実に押さえておいて損はないだろう。
ランキングからの狙い方はキャリーオーバー効果が出ているアナウンサー同士が対象レースを実況することになるため今回は様子を見ることにしたい。
話を戻して、6月の実況担当で気になったことでも。
まずは今回の6月7~8日。8日に小塚アナについては『ウインズ応援隊』のイベントで青森県内(故郷でもある)に向かうことになるので理解できるとして、山本直也アナの名前が珍しくない…直也アナは例年秋のラジオ特番の取材もあり競馬実況を離れる際は台湾に渡航する傾向があるのだが…確か直也アナの場合特番で訪れるイベントには博覧会系が多いが観光当局のサイトの日本語版を見ると『2025台湾仲夏フェスティバル』『2025 澎湖国際海上花火フェスティバル』『2024-2025台湾好湯温泉美食カーニバル』の3件確認できているが例年開催されるイベントでありしかも台湾好湯温泉美食カーニバルの場合はにっていの最終盤になっていることもあり混雑のリスクで難しい可能性がありこの時期に渡航するのは難しそうなのがゾウたん的観測。
となるともう一つ考えられるのが受託の関係もあるため佐賀競馬の実況。しかし7~8日両日とも準重賞以上のレースがなくレースアナウンサー養成講座受講生から登用された東原洋平アナが一人で回す可能性が高く、またイベントも特段組まれておらずこれまた難しい。
そうなってしまうと東京か阪神のどちらかの正面席かパドック席での進行に絞られるが、執筆時点(6月6日20時30分時点)でわかっていることはまだない。
もう一つは檜川彰人アナ。新設第1回になるしらさぎステークスを担当することになりゾウたん的想定であった宝塚記念の実況は大関隼アナ…これで三浦拓実アナに続いて春のうちにGⅠレースを3鞍実況するハマってから聞いたことがない状態の2人目になってしまった。『春のうちにGⅠ競走3鞍実況』というのは関西支社の前身の大阪支社に競馬実況アナが3人ほど専従状態(檜川アナもこれに含まれる)だった時期であれば東京本社でも白川次郎アナや佐藤泉アナ、古くは長岡一也アナの事例もあるので想像はつくが常駐が檜川アナ1人になってしまってからは東西でバランスよく実況担当の配分が行われ『春と秋でそれぞれ1人2鞍まで』というラインに落ち着いていただけについに崩れてしまったのかという印象。おまけに檜川アナの場合、定年延長の満了が近くなっている可能性もあり、今年これまでの重賞レースの実況担当の状況を踏まえた場合チャンピオンズカップあたりの実況が延長定年満了への『はなむけ』になってしまいそうな可能性も見受けられ、リスナーの中にありそうな『嘱託雇用に切り替わっても残ってほしい』という願いが叶うかも含め注目点がまた出てきたというところか。
中野雷太アナに関しては、6月25日の株主総会で取締役留任が決まりそうだが、函館の開幕週に出張はあるものの『執行役員×局アナ・競馬実況の両立』に関してはこっち↓の記事に先にまとめてしまったので余計はことは書かないほうがいい。