基本的な競馬のサイクルは『ダービーからダービーへ』の流れ。そういうことでいえば今回予想する地方重賞はある意味『松の内』みたいな印象もある。競馬の世界の新年度がどこなのか考えた際にJRA基準でいいのか暦年か会計年度か…長い競馬歴でもまだまだわからないことの方が多い。

それにしても先日中野雷太アナの『実況のないダービーデー』の備忘書き留めるのにエネルギー使いすぎてしまった。対抗以下まで予想理由書く暇なんぞなかった…

 

 

その1 東海優駿

 

1971年に『東海地区のダービー』的位置づけで名古屋の1800mで創設。中京競馬場(改修前)の芝で行われていたこともあったが1980年にダート1900mの『東海ダービー』に改編。1996年に中央所属馬が出走可能となり『名古屋優駿』に改称。1997年に統一GⅢ、2004年にジャパンダートダービーの前哨戦的位置づけで統一GⅡに昇格。しかし2005年にJBC開催費用の関係からダートグレード競走を返上し東海ダービーに名称が戻る。2022年に弥冨の新馬場移転で2000m→翌年2100mに変更となり2024に現名称が復活した。

このレースにおいてJBC協会が優勝馬の馬主に副賞として提供する配合権利が与えられる種牡馬にはホッコータルマエが選定されている。

 

5戦無敗の②カワテンマックスで軸は堅いか。めっぽう強い名古屋実績での5連勝ならもはや距離不問なのは決定的。新馬戦勝利から距離延長がコミットされた感があり2100mでも絶対中心視するのが筋になりそうで本命印もグリグリにしてしかるべきか。

 

⦿②カワテンマックス

○⑫スターサンドビーチ

▲⑦サンヨウテイオウ

△⑥ヴィリケン、⑧スイッチブレード、⑨エレインアスティ

 

 

その2 ラジオNIKKEI盃若潮スプリント

 

2019年度にオープン特別で創設。2020年にラジオNIKKEI『杯』がつき2021年にSⅢ重賞化。創設当初から優駿スプリントの前哨戦の役割を担う(開始時期は不明だが優勝馬は習志野きらっとスプリントへの優先出走権行使も可能)。船橋競馬の重賞の中でもダート1200mの条件で行われるのはこのレースだけ。

ラジオNIKKEIが船橋競馬の中継に力を入れていた時期に局アナによる実況中継が行われていたが昨年頃から行われておらず今年もラジオでの中継はない。

(ゾウたん的には)関連付けるべきでないかもしれないが秋の京都の『ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス』のように『くれぐれも正式名称で呼びたいレース』である。

 

復帰戦の⑪ベアバッキューンが順当に連勝を伸ばしそうとみての本命。ワンターンは川崎の新馬戦だけで900mになるがこれまで一周競馬で実力をつけるもののクラシック格には間に合わないとみての6ハロン挑戦。左回りでショートシュートから入る船橋でも適性には問題ないと考えたい。

 

◎⑪ベアバッキューン

○①バンクビート

▲⑥ハセノブライアン

△⑦ライトスリー、⑨アステローペ、⑫フィエレッツア

 

 

話は変わって、5月31日~6月1日のエア予想も振り返っておこう。

 

5月31日 京都第11レース 葵ステークス

◎ダンツエラン(7番人気)→6着

○ウイントワイライト(1番人気)→13着

▲ベイビーキッス(10番人気)→7着

△クラスペディア(13番人気)→2着

△レイピア(8番人気)→3着

△ニタモノドウシ(4番人気)→11着

△ムイ(5番人気)→12着

△ポットベイダー(2番人気)→14着

 

6月1日 東京第11レース 東京優駿(日本ダービー)

◎ショウヘイ(6番人気)→3着

○ミュージアムマイル(2番人気)→6着

▲クロワデュノール(1番人気)→1着

☆エムズ(11番人気)→7着

☆リラエンブレム(10番人気)→10着

☆ニシノエージェント(17番人気)→16着

△マスカレードポール(3番人気)→2着

△エリキング(8番人気)→8着

△ファンダム(4番人気)

△ファウストラーゼン(13番人気)→18着(シンガリ)

 

6月1日 東京第12レース 目黒記念

◎マイネルクリソーラ(9番人気)→3着

▲スティンガーグラス(2番人気)→11着

☆マキシ(15番人気)→16着

△アドマイヤテラ(1番人気)→1着

△ホーエリート(6番人気)→2着

△ディープモンスター(13番人気)→4着

△ミクソロジー(17番人気)→14着

○ハヤヤッコ(7番人気)・・・競走中止

 

6月1日 佐賀第5レース 九州優駿栄城賞

◎ムーンオブザエース(2番人気)→1着 左差し二冠達成宝石赤

○ミトノドリーム(3番人気)→5着

▲ツモ(1番人気)→3着

☆アオイノユメ(5番人気)→4着

△ハクアイアシスト(4番人気)→2着

△ポリスヴィークル(9番人気)→12着

 

6月1日 盛岡第11レース あすなろ賞

◎トーセンマッシモ(9番人気)→5着

○サンビュート(3番人気)→10着

▲サクラトップキッド(4番人気)→3着

△ミニアチュール(1番人気)→2着

△グラシアス(11番人気)→11着

 

 

レースに付随した中野雷太アナの余談で先日の3連単ダービーのデータ記事を書いた際に余談を書く力を使ってしまったのでレースに絡む余談というのはあまり感じるものはない。人気順だけでみれば九州優駿栄城賞のムーンオブザエースが票数差で2番人気に下がってしまったのが解せなかったところか。ハヤヤッコの競走中止は痛すぎるがウチのぬいでいえばヤッコちゃんのことなので(気持ちの整理でもついたらインスタに書くかも)…

 

ウチのお馬さんで、このたびダービージョッキーの仲間入りした北村友一騎手を育ての親の一人に持つクロ美(クロノジェネシス)が史実では自分を名牝に育てたのと同じスタッフだったこともあり、土曜日に高知の地でラストランだったばけおくん(ゴースト)との『芦毛同士の会話』を繰り広げ(InstagramとXには先出し済)、

 



 

『夏の札幌行っても期待しかないわ!』

出場が内定したワールドオールスタージョッキーズに関してどこかワクワクしていた。

 

 

 

あと一つ余談が…

 

日曜日のJRAも各地の地方重賞も、そしてこの日の本当のオーラスとなる一発逆転ファイナルレースも終わった高知競馬の中継のエンディング。南関東の地で星になってしまったガルボマンボを追悼するVTRが流れたので『競馬LIVEへGO!』のリスナーとして高知競馬を知った物としては泣けてきた。その一部分を高知競馬YouTubeでのライブ映像からスクショして貼っておく。

 

 

なにか、最後の最後にエモくなるダービーデーというのも私自身の長い競馬ファン歴の中でも経験したことがない。最後まで感動させてくれるような一日であった。