真の競馬ファンであれば『ダービーからダービーへ』の趣旨を理解して、この時期の競馬を大晦日のように位置づけてJRAの2歳新馬戦の幕開けをお正月代わりにしてリフレッシュをはかるものかと。競馬歴の長い私だが、最近のメンタルダウンもあってこの流れにだんだんついていけなくなってしまった。ちょうどよい時期にJRAの分のエア予想を休む決断できたなとホッとするよりほかなさそう。

 

 

その1 東京優駿(日本ダービー)

 

1932年に目黒競馬場の地に『東京優駿大競走』として創設。第3回から東京競馬場での開催を連続継続中。1973年まで日本の競馬としては最高賞金額を誇っていた。日本の競馬において3歳世代としてのナンバーワン決定戦(クラシック競走の広義としてであれば皐月賞と菊花賞も含まれる)の位置づけに当たるためこのレースが一区切りとなり、終了後の6月から2歳新馬戦が編成される『ダービーからダービーへ』というサイクルの起終点にもなっている。

1995年から地方所属馬に、2001年からは外国産馬に門戸が開かれ、2010年には外国調教馬の出走が可能なまでに国際化された。

正賞は『内閣総理大臣賞』であり、閣僚の中でも時の総理大臣や御名代で農林水産大臣が公務として東京競馬場に来訪することが多いGⅠ競走であり、現在の天皇陛下も皇太子時代の2007年(優勝馬:ウォッカ)と2014年(優勝馬:ワンアンドオンリー)の2回にわたり東京競馬場まで行啓され天覧されている。

 

例年になく上位が厳しい印象で穴妙味ある馬も多数いる構成。

二冠資格を有する⑦ミュージアムマイルは『テン乗り二冠』のハードルを高く取り強くは推せない。東京で2勝している⑬クロワデュノールにしても皐月賞の2着を考えた場合東京でも2000mで適性が頭打ちの可能性が見えてしまう。そして今年のJRAのGⅠの勝利騎手の傾向は大方外国人騎手ということを考えた場合『従うのならルメールの選択』に乗らざるを得ない印象。そこで本命は②ショウヘイ。京都新聞杯勝利もあり2400mであればこの馬の浮上を第一に考え本命にする。

他の印は『かなりの穴妙味→☆』『勝てば手強い→△』の基準で打つ。

 

◎②ショウヘイ

○⑦ミュージアムマイル

▲⑬クロワデュノール

☆①リラエンブレム、⑧エムズ、⑪ニシノエージェント

△③エリキング、⑥ファンダム、⑮ファウストラーゼン、⑰マスカレードポール

 

本来であれば買い目まで書いた方がいいのかもしれないが、最近までのメンタルダウンもあるため『☆の3頭は単複で確実に抑える』のを最低限の戦術にしてあとは『印上位と△をワイドおじさんにして適当に組む』ということで省略させてほしい。

 

 

その2 目黒記念

 

1932年に目黒競馬場の3400mのハンデキャップ競走として春秋制で創設。1984年から年1回となり2006年以降は日本ダービー当日の最終競走で行われることが原則となる。

春の開催の時期と年1回に移行後2月に行われていた時期には天皇賞(春)の前哨戦の一環だったことも。

 

東京2500mでは⑯ハヤヤッコがアルゼンチン共和国杯勝ちで実績あるものの見込まれ過ぎの59kgを背負うようなら人気先行で推しにくい。そこで前走メトロポリタンステークスを勝った際と同じ斤量で臨める④マイネルクリソーラを穴妙味込みでの本命指名としたい。

 

◎④マイネルクリソーラ

○⑯ハヤヤッコ

▲⑧スティンガーグラス

☆⑬マキシ

△⑥ミクソロジー、⑨ホーエリート、⑩アドマイヤテラ、⑪ディープモンスター

 

 

その3 九州優駿栄城賞

 

1959年創設。2000年から九州交流、2004年からは九州・四国交流に移行するも2017年に佐賀所属馬限定に。2001年から2023年までは冠名が『九州ダービー』だったが昨年の冠なしを経て今年から『九州優駿』に冠が変更された(その以前にも『佐賀ダービー』の冠は付いていたとか)。

このレースの場合、JBC協会が優勝馬の馬主に副賞として配合権利が与えられる種牡馬にはレイデオロが設定されている。

 

佐賀皐月賞上位か1800m実績かに中心が絞られそうだがルーキー長谷川蓮騎手で実績を積む⑥ツモは減量効果解消で臨むことになり息切れしかねなく強くは推せない。素直に佐賀皐月賞上位2頭の力関係に従って⑧ムーンオブザエースの二冠を本命→2000mなら二冠阻止のワンチャンスありとみて④ミトノドリーム対抗の印上位で。

 

◎⑧ムーンオブザエース

○④ミトノドリーム

▲⑥ツモ

☆③アオイノユメ

△⑨ポリスヴィーグル、⑫ハクアイアシスト

 

 

最後におまけとして、盛岡のあすなろ賞の印も挙げておく。

 

◎⑩トーセンマッシモ

○⑦サンビュート

▲⑤サクラトップキッド

△④グラシアス、⑨ミニアチュール

 

 

 

慣れない2場開催。何かテンポが狂ってしまったような生活スタイル…ますますメンタルが沈みそうになり完全に息切れしそうな心身疲労…こうして予想を書いている際に東京で天候調査の結果1鞍が落雷により中止になり悪天候で発走時間は後ろ倒し…何か日本ダービーのエア予想やっても買い目まで書くだけ更なる疲労でチオビタかエスカップか何か飲んで寝ないと難しい体調になってしまうだけ…いい時にうまいことJRAの分のエア予想の完全オフが組めたものだと自画自賛しそうになる真顔