1994年のダート重賞整備を受け馬齢重賞戦の5歳以上のGⅢ重賞として創設。創設当初から地方所属馬にも門戸を開き当時は5頭出走枠があったが2006年に4頭まで縮小したもののNARによる認定ダートグレード競走の指定は継続中。
優先出走権の設定はないものの2024年からのダート重賞の体系整備の前から帝王賞を使う馬がここをひと叩きする傾向があり、勝ち馬にはのちのダート路線の主役になる馬が多いほか1900mということでそれまでマイルクラスを使っていた馬が中距離適性で花を咲かせる馬も多々いる。
【ここからゾウたん的観測】どうせならJRA所属馬の最先着の馬(理想は3着以内の中の)に帝王賞の優先出走権を与えてみてはどうかと思うのだが。
地方ダートでは崩れない川崎記念覇者④メイショウハリオが本命にふさわしい。中央のダートを叩くと結果が出にくくなる傾向があるが中京で行われた一昨年のこのレースが3着。1400mの1勝クラスを勝って以来の京都ではあるが当時からの成長力をふまえた場合帝王賞2勝にかしわ記念と川崎記念とGⅠ級4勝の実績を引っ提げた今回なら1900mも守備範囲に考える必要あり。実績への敬意をこめて本命印もグリグリでいく。
⦿④メイショウハリオ
○⑧ブライアンセンス
▲⑦アウトレンジ
☆⑬ジンセイ、⑭ライオットガール
△⑤ルクスフロンティア、⑪マーブルロック、⑫レヴォントゥレット
買い目ここでは書かないがグリグリの本命にしても他の印の馬が逆転警戒ばかりになってしまったので⦿から印全馬に馬連ワイドで流すしか考えづらいんだな…
さて、大井記念のエア予想の着順も振り返っておこう。
◎キングストンボーイ(1番人気)→2着
○リベイクフルシティ(5番人気)→5着
▲オピニオンリーダー(6番人気)→3着
☆ライトウォーリア(3番人気)→1着
△ヒーローコール(7番人気)→7着
△キリンジ(2番人気)→8着
このレースの場合は勝ったライトウォーリアのライアン・クアトロ騎手の『絶妙な』ねじ伏せ方に尽きると思った。ラジオNIKKEIの実況だったら『抜かせませんでした!』なんてフレーズのごとく伸びてかわしてもおかしくなかったキングストンボーイに対し粘りを見せ順当な『吉原人気効果』を見事に完封する形にホッとしたものを感じた。実はゾウたん的にはクアトロ騎手なら重賞初制覇よりは『お手馬の遠征に乗じてJRAでエキストラ騎乗して初勝利』というシナリオの実現の方を先に考えてしまっただけにここでの日本での重賞制覇で一気に花が開くような気がしてワクワク。ゾウたん的『先』が実現してしまったらインタビューの嫌いなアナウンサーがしめしめと思う表情が浮かんでしまい不謹慎にもほどがあると怒られそうな気がして・・・(略)