1955年に5~10歳(当時)牝馬限定重賞『キヨフジ記念』として創設。1992年に『エンプレス杯』に改称され起源のレース名は副題になる。1995年からJRA所属馬に門戸を開く。2024年のダート重賞の体系整備で春の古馬牝馬の最高峰的決戦に位置付けられGRANDAME-JAPAN古馬シーズン・春ではフィナーレを飾る。
キヨフジは川崎デビューから中央移籍でオークスを制覇し川崎に戻って現在の川崎記念に当たる重賞を制覇した川崎、というか南関東が誇る名牝の一頭。キヨフジの父クモハタは戦後の日本競馬に優秀な子孫を残した功績もあり1984年に顕彰馬に選出されたほか1951年から1980年までTBS(当時は東京放送)の社杯として『クモハタ記念』として中山の重賞として行われていた。
※今年から、NAR発表の出走表で本来名称が主となる『エンプレス杯』と副題の『キヨフジ記念』が一続きになっており正式名称に関して情報が乏しいがNAR掲載の出馬表に従い『エンプレス杯キヨフジ記念』を正式名称としてこのブログでは扱いたい。
取消明けを挟んで9連勝のかかる⑤オーサムリザルトを素直にグリグリの本命にしてよさそう。2100mであれば昨年のこのレース制覇に加え東京コースでも実績。完全に昨年取り消したブリーダーズカップの舞台を照準にしている可能性があり負けられないところ。ここで黒星を喫しても船橋のJBCに矛先を変えればいいだけなのであくまで通過点的に考えるのが普通か。
⦿⑤オーサムリザルト
○⑪テンカジョウ
▲①ネバーモア
☆⑧アンモシエラ
△③アンデスビエント、④サンオークレア
ここでは書かないが買い目…普通に⦿から3連複1頭軸で流すか2着争いと踏めば⦿を1着固定にした3連単で流すか…2枚持ちも考えたほうがいいのかも。
それでは5月10~11日のエア予想の着順も振り返っておこう。
なお、今後エア予想に取り組んだレースの着順振り返りの表題表記は変更することにした。見出しを大きくすると負担になりそうなので書きやすいやり方にしておまけ扱いしたものは太字にしない方式にする。
5月10日 京都第11レース 京都新聞杯
◎エムズ(3番人気)→2着
○ネブラディスク(4番人気)→5着
▲コーチェラバレー(8番人気)→7着
△ショウヘイ(5番人気)→1着
△トッピボーン(1番人気)→4着
△ナグルファル(7番人気)→6着
△ロットブラータ(9番人気)→8着
5月10日 東京第11レース エプソムカップ
◎デビットバローズ(5番人気)→9着
○ドゥラドーレス(1番人気)→2着
▲シュトラウス(3番人気)→13着
☆ジューンテイク(9番人気)→16着
△セイウンハーデス(6番人気)→1着
△エヒト(15番人気)→ 8着
△キョウエイブリッサ(12番人気)→14着
5月11日 東京第11レース NHKマイルカップ
◎ヤンキーバローズ(10番人気)→9着
○アドマイヤズーム(1番人気)→14着
▲イミグラントソング(2番人気)→11着
☆ランスオブカオス(4番人気)→5着
△パンジャタワー(9番人気)→1着
△コートアリシアン(11番人気)→10着
△アルテヴェローチェ(8番人気)→13着
△ショウナンザナドゥ(15番人気)→16着
私の場合、NHKマイルカップの当日だけはラジオNIKKEIの聴取の補助にNHKの中継映像を使うのだが、さすがに時流に乗ったのかJRAのトラッキングシステムを活用しており、そのレース名の部分に『黒字に白文字』のオリジナルのタイム表示をかぶせるこれまたナイスプレーな演出だった(中継の模様を撮影できなかったのでJRAの公式映像をスクショした上NHKが中継でかぶせたと思われる部分をマスキングして概略表示しておく)。
※黄緑地の部分にNHKはオリジナルのタイム表示をかぶせていた。
なかなかNHKも活用が進んだように思ったが他に主要なGⅠを中継する際もこんな感じだったのかなと思った。
あと、当日NHKで実況に当たった浅井僚馬アナの本馬場入場時も印象に残った。冒頭に誘導業務を務めた2013年の覇者マイネルホウオウを紹介するナイスな演出を見せてくれた。完全に先週の天皇賞(春)の関西テレビのディープボンドの紹介から地上波の中継の本馬場入場の紹介の際にファインプレーが続いている。
かつて当事者だったことを理由にするには本来的には関連したネタにしてはいけないのかもしれないが、ラジオNIKKEIでも三浦拓実アナが5月8日に放送された『競馬が好きだ!』の中で天皇賞(春)でのディープボンドの紹介が不十分だったと詫びる場面があった。そう考えていくとそのレースにゆかりのある引退馬が誘導業務をする場合はフォーカスしていくのがこれからのトレンドになるのかと思うと(ゾウたん的には)引退誘導馬の『第二の馬生』と『風の便り』の知らせ的にほっこりするため、まだまだスポットライトも当たってくるようになると思うと脇役たちに光が当たるような印象もありまた楽しみになっていくような気がする。
そういえば、円滑なレースの管理を支える役といえばサクラローレルの有馬記念の時フジテレビの実況(堺正幸アナの時期かな?)でスターターの実名が出ていた記憶があるんだが…
こんな機会なので忘れないうちに気づいた追加の後書きでも書き残しておこう。
昨年JRAで初勝利を遂げた地方所属騎手の中にNARグランプリ授賞者が2名確認できている。2月の授賞式典前の会見でインタビュアーを務めた小塚歩アナがJRA初勝利の話題を振っていたこともあり、加えて中京でのヤングジョッキーズシリーズのファイナルラウンドの2戦も地方所属騎手のJRA初勝利だった。その際には競馬場内でインタビューが行われることもあり、『初勝利語録』みたいな感じで日経電子版の『競馬実況アナ日記』の一ネタとしてできないものか以前から気になっているんだが…