1956年に現在の東京大賞典の前身にあたる秋の鞍の前哨戦として秋季開催で創設。1964年に『東京オリンピック記念』(現在の東京記念)の創設に伴い春季開催に移動。大井競馬の歴史上、ダート三冠を形成する羽田盃・東京ダービーや大井記念と同様半世紀以上のクラシッククラスの伝統を誇る。

このレースでは2着までにはダイオライト記念の優先出走権が付与されるが、大井所属馬の場合上位入線の馬であればサンタアニタパーク競馬場で行われる『東京シティカップ』への出走が可能になるとか。

 

3ターンであることを考え園田実績の2頭を印上位に据えたい。兵庫時代に3ターンで1勝後4戦連続3着の⑫キリンジを上位に。せせこましい3ターンで伸び悩んでいる印象もありそうだが大回りの大井に変わって笹川騎手に戻る形なら一気の開花まであるとみる。大井コース自体は2000mのジャパンダートダービー2着なので相性はいいはず。

園田実績の色が濃いことでは⑤ラッキードリームも大井の3ターンで能力開花してもおかしくはないとみる。大井転入後いいところがなかったが前走のトライアル勝利で自身がついたとみてもいい。⑫を逆転できても何ら驚けない。

 

◎⑫キリンジ

○⑥ラッキードリーム

▲⑭ヴェルテックス

△④カイル、⑦リベイクフルシティ、⑨ヴィアメント、⑪セイカメテオポリス

 

 

次は、先週末のエア予想の着順を振り返っておこう。

 

 

その1 小倉牝馬ステークス

 

◎フェアエールング(7番人気)→1着同着

○クイーンズウォーク(1番人気)→6着

▲コガネノソラ(5番人気)→3着

△キミノナハマリア(6番人気)→7着

△コスタボニータ(8番人気)→9着

 

 

その2 プロキオンステークス

 

◎サンライズジパング(1番人気)→2着

○オメガギネス(2番人気)→7着

▲サンデーファンデー(5番人気)→1着

☆サンマルパトロール(11番人気)→10着

△ドゥラエレーデ(3番人気)→3着

△ホウオウルーレット(8番人気)→4着

△カズペトシーン(4番人気)→6着

△サトノエピック(10番人気)→13着

△ロコポルティ(7番人気)→15着(ブービー)

 

 

その3 ヒロインズカップ

 

◎ダイヤカツヒメ(4番人気)→6着

○シンエイアロイ(7番人気)→10着(シンガリ)

▲サクラヒメ(1番人気)→1着

△スイ(2番人気)→2着

△アローリキヒメ(3番人気)→4着

 

 

おまけ 花吹雪賞

 

◎アニーブレイク(5番人気)→5着

○ハクアイアシスト(1番人気)→2着

▲プレミアムカインド(3番人気)→1着

△アイベット(2番人気)→3着

△ダイメイヒロイン(4番人気)→6着

 

 

最後に、エア予想を見合わせたアメリカジョッキークラブカップに関して、気になったことを当日のWIN5の動きも交えながら書いておきたい。

 

そもそもを言ってしまうと、前の週のWIN5で4年半ぶりにキャリーオーバーが発生してしまった。

 

その勢いで売り上げ票数を2000万票にチャレンジするラインではと読んでみたもののその結末が相当ぶっ飛んでいたのだ…

 

 

実に5200万票超!

 

何か各競馬メディアで必勝法のように展望して煽る勢いもあったのか『さすがに売れすぎだろ…』と思った。

展開は進んで最終関門のAJCC。ダービー馬のダノンザテイルが貫録を見せつける結末。私が見聞きした予想では印を下げるかなりの逆張り傾向の印象が目立ったのだが、まさしく、

 

『ダービー馬さんごめんなさい』

 

状態になってしまった。

前に前年のダービー馬がこのレースを制した1999年のスペシャルウィーク。その際も調教駆けしなかったとの理由から逆張りの予想が目立っていたらしく、またしても年数を超えて『ダービー馬さんごめんなさい』が繰り返されてしまったというところか。

『歴史は繰り返される』という言葉をまざまざと見せつけられてしまった…

 

そして終わってみれば…

801票的中で払い戻し単価は516万円超。netkeiba調べの推計ではキャリーオーバー効果で56万円ほどが1票あたりに加算された形になったとか。仮にスーパープレミアムかウルトラプレミアムまで設定された場合どんな上乗せに発展してしまったかは知る由はない。

 

 

『御託並べすぎ!』なんて思っている方もいるとは思うが、エア予想を取りやめたゆえに考察できることも個人の感想的には可能だということ。4年半ぶりというキャリーオーバーの事象自体がラジオNIKKEI第1の『今週の注目数字』のネタにされたみたいでもあり、なんとなくSPAT4のトリプル馬単でキャリーオーバーが累積するあまり5億円の払い戻しに発展した際も同じコーナーでネタにされたことを思い出してしまった。何となく『マネー目線』が競馬の払戻金を理解するのに必要なことを再認識させられたといいってもいい。

 

そんな中、あのテレビ局の問題でエア予想を見合わせる事態になった根岸ステークスが好メンバーが集い何か後悔しそうなムード…取り組むシルクロードステークスが二軍感しかしない気がしてきた。面白さで逆転されても文句は言わないことにしよう。実力者と新参者の勝負が見れればそれで踏ん切りもつきそうだし。