2024年の中央競馬全レースにおける実況アナの万馬券打率・飛距離・本塁打のランキングが確定したので発表!
なお、JRAの全レースとWIN5の最終結果の速報は12月28日の2024年の全レース終了後に私のX(旧Twitter)に先行してポストしているがデータを精査の結果一部のアナウンサーに誤差があったので補正済み。
まずはJRAの全レース!
2024年は『三冠構成』がバラバラになる決着。
万馬券打率は山本直アナがリーディング獲得。第2位は小林雅巳アナで第3位に山本直也アナとベテランが続いた。参考記録の藤原菜々花アナを含めた場合『7割6人・6割4人』という分散に。
飛距離は平均・万馬券1打席あたりとも小塚歩アナがリーディング獲得。第2・3位がねじれ平均で直也アナ第2位、三浦拓実アナが第3位ではあるが万馬券1打席あたりで逆になった決着。
本塁打は三浦アナが最終日に2本叩き出し結果的に16本とぶっちぎる結果になった。第2位の小塚アナと第3位の直也アナまでが10本以上と上位伯仲の形になった。
順位対象のアナウンサーに絞った場合、全般的に中野雷太アナが全部門で低迷する形になった。元から低空飛行だったのは否めないが、中野アナの場合、6月末に取締役に就任したこともあって執行役員の職務との兼ね合いから実況数が絞られる傾向にあった。低迷に関しては全部門第8位に終わってしまった大関隼アナも似たようなところがあり、声帯の炎症で休養を余儀なくされたのも災いした可能性が高く、後述のWIN5の飛距離にも出てしまった印象がある。
参考記録の藤原アナは、万馬券打率と本塁打が最下位の中野アナのさらに下、飛距離は第4位の米田元気アナの次で万馬券1打席あたりの飛距離は第3位の直也アナと言いうの次というポジションに終わった。
藤原アナに関しては、2025年も1日あたり3~4鞍の実況が続くようであれば参考記録の扱いを継続するが、6鞍実況するようになる時期が早まれば順位算出対象に組み入れることになる(WIN5の飛距離に関しては後半担当の状況を見守る形でまだ先になりそうだが)。でも、ゾウたん的観測になるが競馬実況webに月初の担当としてきちんと載ってくるのは関西支社に異動することになってからの可能性が高そうかな…
なお、飛距離2部門に関してはグラフ化したものも載せておく。
続いてWIN5!
ここは万馬券打率で第2位につけた小林アナがリーディング獲得。飛距離2部門の第5位とは打って変わってWIN5は確実に荒らしている印象があった。第2位に各部門で低迷する中ではあるが中野アナがつけた。実況機会が少ない中で後述するランキングで億単価の一戦を担当したのが大きかったか。第3位に直也アナがつけたが高配当の際にズバッと当たっていることも影響している可能性が濃厚。
こちらもグラフ化したものを乗せておく。
続いて、2024年の本塁打(所謂高額払い戻し)のトップ10を掲載する。
第1位 8,665,130円(8月25日新潟第2レース・山本直也アナ)
第2位 7,676,210円(12月17日京都第3レース・三浦アナ)
第3位 7,103,680円(1月20日中山第8レース・山本直也アナ)
第4位 5,868,470円(6月1日東京第6レース・米田アナ)
第5位 5,574,120円(2月17日東京第5レース・山本直アナ)
第6位 4,904,160円(2月3日京都第5レース・檜川アナ)
第7位 4,841,650円(12月21日京都第6レース・三浦アナ)
第8位 4,309,530円(6月2日京都第12レース・三浦アナ)
第9位 4,118,400円(10月26日東京第7レース・小林アナ)
第10位 3,462,740円(3月24日阪神第1レース・小塚アナ)
本塁打を16本量産している三浦アナでも最長不倒は直也アナに譲る結果に。直也アナは500万円超えだけでも2鞍ランクインさせており『500万超え馬券ハンター』の椅子は渡さないところを見せつけた格好か。このランキングには必ずのように顔を出す檜川アナが500万円手前にとどまったもののほかのレースの勢いで止まってしまった感があり平均的な飛距離に周してしまった感が否めない。
逆に、飛ばなかった三振(3ケタ配当)ワースト10もランキング形式で書いておきたい。
第1位 290円(6月29日函館第1レース・大関アナ)
第2位 300円(6月22日京都第1レース・檜川アナ)
第3位 380円(9月21日中京第8レース『野地菊ステークス』・檜川アナ)
第4位 390円(3月16日中京第7レース・山本直也アナ)
第4位(同点) 390円(1月9日中京第1レース・檜川アナ)
第6位 500円(10月6日東京第2レース・藤原アナ)
第7位 560円(8月10日新潟第1レース・藤原アナ)
第8位 600円(11月2日京都第1レース・檜川アナ)
第9位 650円(10月5日京都第8レース・三浦アナ)
第10位 670円(9月1日新潟第9レース『飯豊特別』・米田アナ)
JRAの場内で競馬実況を始めた最初の頃は飛距離に悩むというジンクスを聞いたことがあるが藤原アナが御多分に漏れず2鞍ランクインしてしまった格好に。ただ、それよりも檜川アナが4鞍ランクインしてしまい飛距離が平均的に終始するのにつながってしまった印象が。ワースト1位の大関アナは打率飛距離低迷の一因になってしまった可能性も考えられる。
最後に、2024年のWIN5の実況単価のベスト5とワースト5を記載する。
【ベスト5】
第1位 10月6日 156,121,887円 含まれる重賞…毎日王冠・京都大賞典
(当日結果 468,365,660円 東京:米田アナ 京都:中野アナ 新潟:小林アナ)
第2位 11月10日 154,987,817円 含まれる重賞…エリザベス女王杯・福島記念
(当日結果 464,963,450円 東京:小塚アナ 京都:山本直也アナ 福島:米田アナ)
第3位 5月12日 148,685,810円 含まれる重賞…ヴィクトリアマイル
(当日結果 446,057,430円 東京:山本直也アナ 京都:三浦アナ 新潟:小林アナ)
第4位 2月11日 83,932,357円 含まれる重賞…共同通信杯・京都記念
(当日結果 251,797,070円 東京:小塚アナ 京都:三浦アナ 小倉:米田アナ)
第5位 9月15日 53,842,115円 含まれる重賞…ローズステークス
(当日結果 107,634,230円 中山:山本直也アナ 中京:三浦アナ)
【ワースト5】
第1位 9月16日 5,070円 含まれる重賞…セントライト記念
(当日結果10,140円 中山:大関アナ 中京:小林アナ)
第2位 4月7日 6,867円 含まれる重賞…桜花賞
(当日結果20,600円 中山:山本直アナ 阪神:米田アナ 福島:小塚アナ)
第3位 7月7日 47,333円 含まれる重賞…七夕賞・プロキオンステークス
(当日結果142,000円 福島:山本直也アナ 小倉:米田アナ 函館:山本直アナ)
第4位 10月14日 61,640円 含まれる重賞…府中牝馬ステークス
(当日結果123,280円 東京:小塚アナ 新潟:山本直也アナ)
第5位 1月28日 115,740円 含まれる重賞…根岸ステークス・シルクロードステークス
(当日結果347,220円 東京:中野アナ 京都:三浦アナ 小倉:小塚アナ)
飛距離のトップ3がベスト5とワースト5の両方に顔を出しムラが出てしまった印象があるが『4億超えに絡んだら確実に上位』という傾向になってしまい、小林アナや中野アナがWIN5では確実に飛ばす傾向になった可能性が濃厚。大関アナはあわや三振の可能性もあったワースト1位が災いしての一人負けになってしまったか。
2025年の1月中の個人の感想的に考えられる馬券戦術では今回確定した年間データをもとに書いていくことにする。2025年初回の最新データの発表は1月の全レース終了後になる予定。また、1月上旬に1月の実況担当が競馬実況webに掲載されるはずなので、次の馬券戦術とWIN5の戦術は発表を受けて執筆に着手することをご理解いただきたい。
実は2024年分の地方競馬および海外競馬における3連単のデータに関しては、父の死や非定型精神病ゆえにメンタル的に調子の波があったこともあり取り組むことができなかったため、2024年分のデータ作成については断念することにしました。併せて、耳目社の実況アナウンサー陣による『南関東トリプル馬単荒らし』のデータに関してもメンタル的な調子の波で2024年分の完全データの作成については断念することにしました(2025年のデータから再開予定)のでここにご報告させていただきます。楽しみにしてくれた皆さんには申し訳ありませんがかかる事情を察していただければと思います。申し訳ありませんでした