久々に馬ぬいの会話としては競馬に関係ない話でも。

 

 

政治の世界は『発足から8日のスピード解散』という異例の事態で衆議院の解散総選挙が行われる状態。

実はこれまでの自民党政権の場合、発足後の地方視察というのは(ゾウたんの記憶上)菅義偉・岸田文雄両首相の時代は東日本大震災と福島第一原発事故の絡みもあるため福島が最初という慣例もあったのだが、今回の石破政権の場合は元日の地震からの豪雨災害という複合的要因もあるため慣例の福島が後回しにされたのではとの印象をウチのばけおくん(ゴースト)とラキドリさん(ラッキードリーム)の現役馬コンビは受けていた。

 

 

 

 

ここに、『福島置いてけぼり』の懸念についての2頭の会話を書いておきたい。

※事前にぬい撮り用のInstagramに掲載した内容とは変化させた。

 

ばけおくん(ゴースト):自民党が当時の民主党から政権を奪回したあと何か罪滅ぼし的に福島、いや東北の復興に注力していたと思ったら石破さんに代わったとたん1年間に災害が複合したのか能登のほうにかかりきりになってしまった印象あるよね。

ラキドリさん(ラッキードリーム):石破さん総裁選の公約に『防災省の設置』って挙げてたからその下地作りで行ったような印象ある。少なくても地震直後のれいわ新選組の誰かさんのようにずけずけ入ってもらっても何もならないというのを印象づけたかったんじゃないかな。

ばけおくん:それにしては福島が割を喰らって『置いてけぼり』になるイメージしか湧かないな。

ラキドリさん:『置いてけぼり』ねぇ・・・確かに否めないんだけど、安倍さん以降国政選挙の第一声って福島が起点になったこと多かったような気がするけどねぇ。

ばけおくん:それか・・・福島なら与野党も第一声の地としてプロレス的に狙ってくるような印象あるんだ。これまでの自民党の過半数も福島を第一声の地にしなかったら実現できなかった可能性も考えられそうだし。何か石破さんが公約の中でも『防災省』の実現を一丁目一番地にするようなら福島での第一声に至れば本気度確実というところか。

ラキドリさん:そうでもしないと『東日本』の被災者とか福島原発事故の被災地に足向けて寝られないからねぇ。それでなくても福島は帰還困難区域の縮小に向けて前を向いているし。そういう意味では『起こってしまったら』の意味で復興庁の組織も入れた形とか石破さんの青写真にはあると思うよ。

ばけおくん:『福島置いてけぼり』が杞憂に終わるのがベストなんだよね。

ラキドリさん:うんうん。

 

確かに、能登の場合は元日の地震と豪雨災害が時間差で襲いまさに『踏んだり蹴ったり』の復興への足取りになってしまったから喫緊であるのは周知の事実だが、2頭の言うようにいくら災害派遣を扱う防衛大臣経験者の石破首相でも『それはやらないだろう』半分『もう過去の事実』半分な印象はぬぐえないようである。おりしも10月9日に衆議院が解散。選挙の争点から『東北復興・事故原発廃炉の推進』が薄れてしまわないか、3.11の被災地の有権者が目を光らせなければならないのは言うまでもない。