1996年に創設された中央地方全国交流競走『スーパーダートダービー』が起源。当時の『4歳ダート三冠シリーズ』としてユニコーンステークスやダービーグランプリと肩を並べるも1999年の競走体制の見直しで新設された『ジャパンダートダービー』に継承。2002年から南関東3歳三冠路線を形成に至るが2024年に『3歳ダート三冠』の整備として羽田盃と東京ダービーのダートグレード競走化に付随する形として秋に開催を繰り下げジャパンダートクラシックの名称になった。
3歳ダート三冠路線の整備に加え今年から『Road to JBC』の仲間入りとなり優勝馬にJBCクラシックの優先出走権が付与される。JpnⅠ格ではJBCスプリントとの選択になるもののマイルチャンピオンシップ南部杯と並ぶことになるがJBC競走(3歳以上ね)が大井開催にならない限り直結は厳しい可能性もあり、特にJRA勢でレーティングが高く出ようものなら登録できればの条件はあるものの勝ったとしても米国のブリーダーズカップへ向けた試金石になってしまう可能性も危惧できる(ゾウたん的観測)。
羽田盃覇者アマンデビアンコと地方から逆転候補の呼び声も高かったダテノショウグンの不在は痛いが現段階での『3歳ダート実力№1決定戦』にふさわしいメンバーになった。
完全に東京ダービー覇者④ラムジェットと全日本2歳優駿覇者①フォーエバーヤングが上位形成とみる。2頭とも距離不問で甲乙つけがたい面はあるが大井コース実績でラムジェットを二冠達成の資格を有する関係から優位として本命→大井の長いホームストレッチへの対抗がネックになる可能性も見込みしてフォーエバーヤングは対抗に回す。
群雄割拠なのは3番手以降か。ここは3着荒れも考慮し③カシマエスパーダを単穴指名。不来方賞の2着は長いホームストレッチに加え左回りも少なからず影響あったとみて右回りで巻き返せば2強を脅かすまであるとみる。
注意の必要な馬も多数。戸塚記念勝ちから挑む⑥サントノーレ、東京ダービー2着⑨サトノエピック、格上挑戦にはなるが⑮ポッドロゴが2強が崩れた場合③とともに浮上候補に挙がる。
押さえも⑦シンメデージー、⑩ミッキーファイト、⑫サンライズジパングと大激戦区。
◎④ラムジェット
○①フォーエバーヤング
▲③カシマエスパーダ
☆⑥サントノーレ、⑨サトノエピック、⑮ポッドロゴ
△⑦シンメデージー、⑩ミッキーファイト、⑫サンライズジパング
今回はJpnⅠでもあるのでエア予想での買い目もたっぷり馬券画像ジェネレーターで作成!
まずは2強を2頭軸にした3連複から!
続いては2強から印の全馬に『ワイドおじさん』を敢行!
さらに、☆を打った3頭は単複がんばれ馬券で!
そして今回は久しぶりに『逆張り3連単』なんぞ考察してみる。
2強が崩れる前提として『不来方賞の上位2頭のどちらかが1着』という想定を組んだ。この場合2強は2着に固定する形で3着に印の全馬を充てることにする。
おまけとして、ジャパンダートクラシックを外したあるいは負けた場合にお役に立てればと思い、門別の重賞の本命馬と注目馬に☆を打つ形で挙げておきたい。買い目の組み立てはご自由に。
門別第12レース サンライズカップ
◎①リコースパロー
☆④ソルジャーフィルド、⑨ナイスデスネ
今回のジャパンダートクラシックの場合、BSイレブンでも中継が組まれる(↓に番組サイトへのリンク)。
実際のところ、BSイレブンの場合、JRAの中継に関しては関東圏の独立UHF局ネットで放送されていた『中央競馬ワイド中継』を引き継いでスタートし全国化して成功に導いているところがあり、帝王賞とダート三冠中継をテコに局としての地方競馬支援が一気に進む可能性もうかがえるような勢いといってもいい。ほかにも過去にJBC競走や東京大賞典でも実績はあるが、BSイレブンのノウハウでこの先手を広げられるものであれば川崎記念・かしわ記念・マイルチャンピオンシップ南部杯・全日本2歳優駿とかであればやってやれないことはないと思う。さきたま杯に関しては将来的に外国馬に開放されGⅠ表記になるか逆転的に浦和でナイターが可能になるかの環境整備が追いつく必要があるためまだ厳しいような気しかしない。