最後に書くが前日に『JRAの競馬場で初の女性アナウンサーによる障害競走の実況』という出来事。前振りで何を書けばいいのかあれこれ考えていたことが吹っ飛んでしまった。秋のGⅠ開幕だという時に予想書いても予想の自信に充実感がない。夏バテから抜けたらあっち向いてホイみたいな思考になってしまうかと思うと…(以下略)
その1 スプリンターズステークス
1967年にハンデキャップ重賞として開設。当時のスプリント路線は冷遇された印象があり古馬で出走できる短距離の重賞はこのレースだけであった。1984年のグレード制導入時はGⅢに格付けされるも1987年のGⅡ昇格を経て『スプリント戦の総決算』的レースとして1990年のGⅠ昇格を機に有馬記念の前の週に移設。短距離路線の整備が進んだのに合わせ2000年に秋のGⅠシリーズの開幕戦に定着。
2005年から2017年まで実施された『グローバル・スプリントチャレンジ』の第8戦に指定されたり、2016年から2019年までは『ブリーダーズカップ・チャレンジ』の指定を受けBCターフスプリントへの優先出走権が付与されたりなど国際色あふれるビッグレースへのトライアルを担った時期も。
(ゾウたん的には)このレースに関して変化球的な出来事も多数あり、1969年には『英国フェア開催記念』にメインタイトルが書き替えられたり(優勝馬:タケシバオー)1988年には東京競馬場の1400mで行われたり(優勝馬:ダイナアクトレス)このレースにおけるお化けフォークボール的な出来事として2002年と2014年の2回にわたり競馬場の改修の絡みで新潟競馬場の1200mで行われたこともあった(優勝馬:2002年ビリーヴ、2014年スノードラゴン)。特に2002年の最初の新潟での開催は『新潟競馬場初のGⅠ競走開催』として大注目になったほどである。
能書きが長い…
連覇資格を有する⑥ママコチャを本命に。1200mでも膨らみ色の強いほかの競馬場よりは比較的スパイラル性の強い中山1200mのコーナーワークへの適応力には絶対的な自信ありと考えたい。川田将雅騎手が戻ったのもここは心強くあっさり連覇まで視野に入ったとみていい。
対抗は⑫サトノレーヴ。3連勝中の勢いは認めるが直近2連勝が北海道の洋芝でもまれたところがあり野芝での重賞への切り替えに疑問符が付きそうで本命としては危険と考え対抗に落とす。
外国馬2頭の取捨がポイントになりそうだが実績十分同士で侮ってはいけないと踏んで⑭ビクターザウィナーを単穴指名し残る⑨ムゲンも単複妙味を含めた☆を打っておきたい。
押さえが多士済々。②トウシンマカオ→⑩ピューロマジック→⑤ナムラクレア→⑦マッドクール→⑧モズメイメイ→①オオバンブルマイと馬券圏内をめぐる大激戦の様相。この中から誰がタイトルにありついても何の驚きもないし人気想定の馬でも危険度を重く取って押さえに落とした馬も多数。
今回は久々にきちんと買い目も書いておこうと思う。
まずは◎○▲から印の全馬をカバーして流す『ワイドおじさん』を!
つづいて侮ってはいけない外国馬2頭は単複で!
その2 ロータスクラウン賞
前身は2003年まで行われていた2000mの『九州菊花賞』。ダービーグランプリへ向けた路線整備のため2004年に2004年に現重賞名になり第1回に回次を仕切り直し。距離は2004年から2017年まで1800m→2018年から昨年までが2000で今年からJBCレディスクラシック開催を機に新設された1860mに舞台を移す。
佐賀競馬における3歳三冠路線の最終戦。2003年までは『高知・佐賀スタリオンシリーズ』の一環も担っていた。佐賀競馬ではレース名が一般公募された例であり佐賀平野に咲く蓮の花がその由来(ほかにレース名が一般公募された例に春の3歳重賞である飛燕賞)。
昨年まで行われていた『3歳秋のチャンピオンシップ』ではこのレースとダービーグランプリの双方を制した場合2017年から2021年までは500万円、2022年と昨年までは800万円のボーナス賞金が設定されていたがこのレースに起因する達成者はいなかった。
また能書きが長い…
春に二冠達成したウルトラノホシが不在…
となるとここは上がり馬の浮上を重く取ったほうがいいかと考え5連勝中の勢いに逆らわずに⑫ラインフォルテを本命に。兵庫から下原理騎手確保で鞍上強化の感が増した感じで佐賀コース適性で一気に最後の一冠までもぎ取っても驚けないとみる。
対抗は春の二冠を2着2回にまとめた⑤デッドプレイに。絶対的な二冠馬がいない今回ならこの馬の主役奪取まであるとみていい。石川慎将騎手もここを待っていた感がありポン駆けまであっても不思議ないとみたい。
単穴は⑧トゥールリー。100m区切りでない1750mで勝利がありこの馬には『特殊性ある距離』での適性も考慮の必要があるとみる。兵庫から吉村智洋騎手を確保したのも追い風と踏む。
佐賀実績を考えた場合高知から遠征にはなるが⑨グラインドアウトの浮上も念頭に入れたい。距離条件が近いところで花吹雪賞、ル・プランタン賞と1800mの重賞を2勝。60mの距離延長にはなるが適性次第では逆転まであると考え☆を打つ。
他が強調材料のない馬だらけになってしまったが門別から石川倭騎手が駆けつけてきた鞍上妙味で⑩トレベルオールを押さえる。
◎⑫ラインフォルテ
○⑤デッドプレイ
▲⑧トゥールリー
☆⑨グラインドアウト
△⑩トレベルオール
あと、おまけではあるが水沢と高知の重賞も本命馬と注目馬に☆を打っておきたい。
水沢第12レース ヴィーナススプリント
◎⑤ミニアチュール
☆①アビレ、⑨グッドフォーチュン
高知第7レース 珊瑚冠賞
⦿⑥ユメノホノオ
☆①グリードパルフェ、②ガルボマンボ
秋のGⅠシーズンも始まり競馬ファンとしてはワクワクするのが普通だが、最近年齢的な思考の衰えが激しく何か予想を考えるだけでも疲れてしまうのがここ最近の常。予想の際に頭を使うのは脳の活性化もあるので別段構わないが考えられる範囲で言ってしまうと問題はそれが重なると眠気だ思考逸脱だ気が大きくなるわアル中寸前の異常な飲酒行動に走るわ…なんとなくギャンブル脳みたいな状態を味わって依存体質にまで発展しないかということ。『賭けない競馬予想』には引き続き心掛けるのだがこれで小銭から手を出した果てにギャンブル依存のようなことにでもなるともうこのブログでのエア予想は書けなくなるので、間違って金銭的に手を付けてしまうことのないように注意を払うだけである。
せっかくなので余談を追加しておく。
藤原菜々花アナが28日の中山第1レースで競馬場内での障害レースを初実況。割と安定した実況内容で印象的には米田元気アナの『ジャンプ』の描写と(OBたが)佐藤泉アナの『飛越』の描写をハイブリッドにしたような感じで聴きやすかった。山本直也アナの『踏み切ってジャンプ』や山本直アナのように飛越描写の前によくやる『ステップ』で飾るようになるまでにはまだ経験を重ねることが求められるのでその部分は将来への期待としてとっておきたい。中堅になったところで障害重賞を任された際に中山の大竹柵・大土塁や京都の三段跳びバンケットみたいな特殊な障害を実況するようになった際に飾る技術まで求められる可能性も無きにしも非ずだが…その辺はフィギュアスケート観戦で学んだ『美』の描写が活きてくることに期待したい。まだ慣れていないうちだから飛越表現はまだ平凡さのままでいいんだけどね。