1997年創設。創設時は冬場の阪神での1400mの重賞だったがJBCスプリントの新設を受け秋の開催に移動し2007から馬場改修で新設されたダート2000mに変更。2008年からジャパンカップダート(当時・現チャンピオンズカップ)の前哨戦に位置付けられてはいるものの、JBCクラシックの開催時期から逆算しそっちのほうへの調整にもちょうどよいことからこのレースを勝って選定を狙おうとする馬もいるため、各地方競馬場に設けられているトライアル競走とは別の『JBCクラシック指定競走』のJRA版の立ち位置も担うといっても過言ではない。事実、NARはこのレースをダートグレード競走に認定している(正賞に『地方競馬全国協会理事長賞』も設定されている)ためやる気のある地方馬も選定をクリアできれば4頭まで出走可能。

レース施行の基本形態が阪神ダート2000mになった以降、中京競馬場にこのレースを振り替える際は1900mに短縮されるが、2020年~2022年に京都競馬場のスタンド改修工事のあおりで3年連続で行われた際以来の中京開催となる。ある意味このレースの結果が(1800mにはなるが)チャンピオンズカップの本番に直結しても何の不思議もない。

 

 

能書きが長い…

 

 

中京1900mでの実施ということで今年の京都での東海ステークスあるいは平安ステークスで良績を残した馬から入りたい。

東海ステークス2着②オメガギネス本命→平安ステークス2着⑮ハピを対抗という形の上位指名。鞍上も②が松山弘平騎手、⑮も坂井瑠星騎手がピンチヒッターに出たことで『ダートグレードの鬼』こと川田将雅騎手もいない状況であればこの2人で一騎打ちまであるとみたい。

単穴は①ハギノアレグリアス。この馬は3走前ダイオライト記念3着→2走前アンタレスステークス3着と春のあと一歩ぶりからの逆転を見込みたい。

注意が必要であれば2連勝中の④ロコポルティか。3走前から小倉3勝クラス2着→中京3勝クラス勝ち→前走京都平城宮ステークス勝ちと流れでの逆転浮上に警戒したい。

押さえは⑤ヴァンヤール、⑨ビヨンドザファザー、⑪ヴィクティファルスまでが同格か。

 

 

今回買い目は書かないが◎○2強の想定にしたので『◎-○-残りの印全馬の3連複』は確実に書くかな。『ワイドおじさん』をやるにしても『◎○-印の全馬』という点数を絞ったフォーメーション以外は…組みづらいのかな。

 

 

 

あと、忘れないうちに9月25・26両日のエア予想も着順チェックしておこう。

 

 

その1 日本テレビ盃

 

⦿ウシュバテソーロ(1番人気)→2着

○デルマソトガケ(2番人気)→5着

▲ウィリアムバローズ(3番人気)→1着

△メイショウハリオ(4番人気)→3着

△ナニハサテオキ(5番人気)→4着

△ギガキング(6番人気)→6着

 

 

その2 マリーンカップ

 

◎アンモシエラ(1番人気)→4着

○アンデスビエント(3番人気)→6着(シンガリ)

△テンカジョウ(2番人気)→1着

△クラヴィコード(4番人気)→2着

△ザオ(5番人気)→3着

 

 

おまけ 瑞穂賞

※本命印のみ

 

⦿ベルピット(1番人気)→1着

 

 

 

実際のところ…

 

昨年までのこの時期、スプリンターズステークス→ダービーグランプリ→凱旋門賞という流れが定番になってエア予想を取り組むにせよその癖が抜けないのだが、今年は凱旋門賞が来週になったのとダート重賞再編のあおりもあって(水沢のヴィーナススプリントや高知の珊瑚冠賞もあるが)佐賀のロータスクラウン賞がその役割を引き継いだというところか。ダービーグランプリが終わってしまったのはゾウたん的には痛いがロータスクラウン賞を含めれば旧『3歳秋のチャンピオンシップ』のレガシーもあと3戦。やりがいのある地方重賞はジャパンダートクラシックの絡みで復活しそうにもないが『地区の三冠目』が秋競馬の醍醐味かなと思ってしまう。(ジャパンダートクラシックをダービーグランプリの継承とみる見解もあるがあのレースの場合根本はジャパンダートダービーからの引継ぎになるため南関東のクラシック三冠路線で扱いの実績も考えた場合従来の3歳秋のチャンピオンシップとは別腹のビッグレースであるべきとゾウたん的には考える)。