開幕の新潟で『超薄暮競馬』が2週にわたり行われる。全レース中継するラジオ局であってもラジオNIKKEI以外は大幅な鞍数整理を行うなど『超薄暮』の時間帯は翌放送日に向けた録って出しの音源を収録して終わってしまう苦労をひしひし感じてしまう(特にラジオ日本あたりとか)。
その1 新潟ジャンプステークス
JRAの障害レースにおけるグレード制が導入された1999年にそれまでの新潟障害ステークスを発展解消する形で創設。『全障害が置き障害』という障害レースの中でも置き障害に強い馬が得する印象もあるとか。新潟競馬場が左回りに改修されてから3250mで距離は固定。リピーターも勝つことはあるが隔年制覇はあってもレースそのものの連覇はいまだ達成されていない。
距離実績で本命は⑪サクセッション。前走京都ハイジャンプを9着と落としているが近4走でこのレースを含め同条件を2勝。3走前の小倉3390mも3着と距離適性妙味十分で石神騎手に手が変わるのは心強そうとみる。
対抗は⑥パトリック。入障後2勝が新潟2890m。その次走の新潟3290mで2着と新潟の回り方への適性であっさり勝っても驚けないとみる。
単穴に②ダイシンクローバー。第一人者の一頭ではあるが新潟実績が2850のオープン6着しかなく馬券圏内まで見ても芝ダート混合か長丁場かに絞られる傾向があるが初コンビの中村騎手で一変の可能性まで考えれば捨てきれない▲に。
押さえは⑫サイード→⑦サペラヴィ→⑩エンデュミオンの序列。
『置き障害巧者』を見極めるのも難しいので距離実績を重く取る形にしたい。ここでは書かないけど買い目に苦しむメンバーだわ。
その2 JRAの新馬戦
今回は新潟第2レースから!
母ライラプスは3歳時にクイーンカップに勝利。芝なら1800m、ダートなら1600mでの良績が強くサトノクラウンを父に迎えれば距離的に物足りない印象はあるものの復帰の川田騎手確保で復帰後初勝利なら復帰いきなりの第1レースよりはここの方が濃厚とのサインも味方につけたい。
まあ、やってみないと分からない超薄暮競馬・・・かつての北海道や小倉で行われていた『はくぼ競馬』と勝手が違うのは承知の上。今回の結果で(小倉も含めての)夏の全期間3場開催の復活か、小倉でも(佐賀との売上げドンかぶり覚悟で)超薄暮競馬を実施するのか、はたまたJRAもナイター競馬の実現に向け本腰を入れてしまうか・・・今回の(ある意味)大実験が今後の中央競馬のどんな方向性を打ち出すのか馬券を離れたところでも注目点は多い。
最後に余談に脱線しておこう(これはXとInstagramには先出し済)。
先日銀行から1万円ほど生活費を引き出す機会があったのだがその際に手にしたのが…
渋沢栄一の新一万円札!
ウチのじーちゃんズに見せたら軽くこんなやり取りに。
ルドルフ爺さん(シンボリルドルフ):これが噂の新一万円札か。ワシの頃なんか聖徳太子だったし。あんた達で福沢諭吉だったよな。
カメ爺さん(キングカメハメハ)・ハーさん(ハーツクライ):そうだそうだ。
ルドルフ爺さんが繰り出す昭和感に残る2頭も温故知新でも感じたのだろうか。