船橋だけで終われる!と思ったら門別がグランダム・ジャパン指定…そうは問屋が卸さなかったショックで門別の方はやっつけ仕事になってしまった印象である。
その1 習志野きらっとスプリント
2011年の創設から昨年までNARの『スーパースプリントシリーズ』のファイナル競走に君臨しダート競馬における『ワンターンかつ1000m以下』の条件における王座決定戦として行われる。しかしダート重賞の再編とシリーズの廃止を受け南関東グレードも2019年以来のSⅡ降格という憂き目に遭う。
勝ち馬には個性派が名を連ね、小林祥晃オーナーのラブミーチャンが第1回から3連覇(コパオーナーはほかに昨年のキモンルビーを含め5勝と相性が良い)、前田亘輝オーナーのノブワイルドが2019年から2連覇と狙い的にはリピーターに注意的な面も見て取れる。ラブミーチャンは笠松所属の身で2歳時に5連勝で全日本2歳優駿を制覇、ノブワイルドにしても初回の制覇の年にテレ玉杯オーバルスプリントを連覇しているようにダートグレード競走の顔としても縁深い馬も輩出する。
実はウチ的にスーパースプリントシリーズの廃止を残念に思う理由が2025年のJBCスプリントを今回のレースの条件である『ワンターンかつ1000m以下のスーパースプリントシリーズの条件でJBC競走の根幹レースの一鞍を行う』という点であり、JRA所属馬にとってこの手で適性ある馬がいれば北海道か小倉を原則使うか1200mを我慢的に使わなければならないため、この手の条件でのダートグレード競走ないのはおかしいのではと思う理由もその一つ。
ちなみに、ウチがアメブロ開設後に『地方所属馬限定競走のエア予想』の執筆を始めたのがこのレース。ある意味エア予想を始める原点の一つのレースであり感慨深いわ…
能書きが長い…長いというか長くしなければならない理由がゾウたん的にはあったので…
11月の船橋記念2着から⑭プライルードに本命を打つ。2走前の東京スプリントを10着と大敗しているがJRA勢を壁と考えれば除外ししてよさそう。前走初挑戦の川崎900mで重賞制覇していることから良績が出やすくなった船橋で力の違いを見せつけそうな印象もあり本命で。
対抗は②スワーヴシャルル。この馬の場合は2走前のフジノウェーブ記念を13着に落としているが1コーナー発走のトリッキーさにやられたことを加味しこれも参考外でよさそう。地方のワンターンなら良績が出やすいのも追い風か。
当初は単穴不在のスタンスも考えたが少し骨っぽく⑥ハセノエクスプレスをここは指名。同コース条件の2走前の特別戦が2着。後述する⑤リュウノユキナと日和ったが鞍上妙味で上手とした。
注意が必要なら⑬ロイヤルパールスか。前走湾岸スターカップ3着だがその際騎乗の木之前騎手がわざわざ船橋に乗りに来るあたりに勝負気配濃厚と考え☆を打っておきたい。
押さえは遠征組から⑨オールスマート→①イモータルスモーク、これに⑪エンテレケイア→⑤リュウノユキナの序列。⑨と①は船橋初経験、⑪は2ターンでも堅実な点、⑤は鞍上インパクトでの割り引き。逆に穴需要なるようなら△の4頭のどれかにもチャンスありと考えたい。
◎⑭プライルード
○②スワーヴシャルル
▲⑥ハセノエクスプレス
☆⑬ロイヤルパールス
△1⑨オールスマート
△2①イモータルスモーク
△3⑪エンテレケイア
△4⑤リュウノユキナ
書かないが買い目に困るメンバー。絞るに絞り切れないので『◎○-印の全馬でワイドおじさん』と『印の中の遠征馬を単複』の組み合わせにしたほうが妥当かな。
その2 ノースクイーンカップ
全国に数ある『クイーンカップ』の一つとして行われていた特別競走を2002年にホッカイドウ競馬の重賞として昇格。旭川開催の時期もあったものの門別に戻ったのは2009年。2010年のH2グレード昇格時にグランダム・ジャパンの対象競走入り。スタリオンシリーズとしての副賞でもあるダノンスマッシュの交配権は3年目。
厳密にはトライアル競走の性格はないが路線的にブリーダーズゴールドカップの前哨戦の印象が強そう。
南関東から4頭遠征しているが近走強調材料無くかえって難解になった印象。
そこで3歳の道営勢から本命をあさるが⑨ポルラノーチェを指名。ここまで(3.1.0.0)とキャリアでの着順が安定。3勝はすべて1700mで2着に敗れたのは1600mであり距離延長ならモノの違いを見せるまであるとみたい。
対抗は②ヴィヴィアンエイト。1200mでも実績はあるが前走⑨の2着であればその時の力関係で食らいつく可能性に期待が持てそう。
単穴は①メイドイットマム。昨年浦和の桜花賞とロジータ記念を勝って門別に活躍の地を移す。転入初戦の前走が4着だが牡馬相手だと致し方無い点が大きく牝馬同士なら見直し可能と考えたい。
押さえは遠征組で信用できそうな③ラブラブパイロ→⑤ティーズハクアに加え五十嵐冬樹厩舎と石川倭騎手のコンビ妙味で⑫サンオークレアも。
◎⑨ポルラノーチェ
○②ヴィヴィアンエイト
▲①メイドイットマム
△1③ラブラブパイロ
△2⑤ティーズハクア
△3⑫サンオークレア
書かないが難解な印象になったので6頭のワイドBOXしか狙いづらそう…
ここまで来たら週末の中京記念含め盛岡芝と高知の本命馬を予想して明けたら競馬予想休みで頭を休めるだけ!JRAで即PATでの発売がない間はゆる~く休んで競馬予想に関してはほぼ完全に書かないことにしよう。その分でウチのお馬さんの会話拵えることも場合によってはできそうだし。新潟の超薄暮開催の絡みだが地方でも薄暮開催だったものが試験的にナイターで行う金沢のようなところもあるし発走時間との闘いも新たに生じてくる。7月28日の佐賀、8月4日の盛岡の芝と高知…『全部やる』は盛岡の芝だが何か発走時間の被り方次第では本命馬と注目馬に☆を打ってお茶を濁すような事態になりそうな気でクソ暑さの中だとそれもまた良しではないかとも思うんだが…
そんな中余談を。
薄暮開催だと確実にみられない『ナイターもどき』の浦和の最終レースを3日くらい見たのだが(うち一日nankankeiba.comのレースライブをスクショしてXにポストしたの貼る)。
もうここまで来たら浦和も障壁取れればナイター開催可能になるのも時間の問題のように思えた。あと、大井競馬のことを考えたら浦和の薄暮開催も『トワイライトレース』って愛称ついてもおかしくないとは思うのだが…