前週と今週のJRA重賞ってエア予想のやる気が出ないのばかり。その反面地方競馬の重賞のほうは『金沢重賞は全部やる』の影響もありやりがいのあるものが結構多くなってきたので、いくら土日でもGⅠ競走のある日以外は『地方は主、JRAは従』なんてひねくれた考え方も悪くはないような気がしてきた。
その1 函館スプリントステークス
◎シュバルツカイザー(12番人気)→12着
○キミワクイーン(6番人気)→7着
▲カルネアサーダ(8番人気)→16着(シンガリ)
△オタルエバー(13番人気)→5着
△ゾンニッヒ(9番人気)→6着
△シナモンスティック(10番人気)→11着
△ジュビリーヘッド(14番人気)→14着
△カイザーメランジェ(16番人気)→15着
その2 エプソムカップ
◎サイルーン(2番人気)→4着
○ヴェルトライゼンデ(3番人気)→9着
▲トゥデイイズザデイ(6番人気)→10着
△レーベンスティール(1番人気)→1着
△ニシノスーベニア(9番人気)→2着
△グランディア(5番人気)→6着
△マイネルケレリウス(10番人気)→13着
△ラケマーダ(13番人気)→18着(シンガリ)
その3 早池峰スーパースプリント
◎ミニアチュール(3番人気)→4着
○ダイセンメイト(1番人気)→1着
▲ビクトリールーラー(2番人気)→2着
△トンデコパ(5番人気)→5着
△グッドフォーチュン(4番人気)→9着(ブービー)
その4 石川優駿
※買い目あり
◎リケアマロン(1番人気)→2着
○ナミダノキス(2番人気)→1着
▲ダブルアタック(6番人気)→4着
△エイシンノヴァ(9番人気)→6着
△ハリウッドスマイル(4番人気)→7着
△ニキ(7番人気)→11着(ブービー)
ここの買い目はワイド⑥-⑨→110円のみ的中。
おまけ 6月9日の新馬戦
(本命馬のみ)
函館第5レース リンゲルブルーメ(6番人気)→4着
東京第5レース アレルッキーノ(1番人気)→2着
完全に函館で何も考えずに印打った馬は全部穴馬・人気薄ばかりという始末に負えない決着と化してしまった。本命筋でも自信あれば打つがやっていることがほとんど穴党的な考え方だというのがおわかりいただけるかと思う。
考えても仕方ないので、次のJRAの予想に関してはマーメイドステークスこそ印の根拠を書くようにするが、サマーマイルシリーズの対象の関係から取り組んだ方がいい米子ステークスに関しては新馬戦の予想の際のような書き回しにしないとメンタルがダウンするだけなので淡白な表現に終始してしまう可能性があることを予告しておきたい。
あと、函館競馬の開幕もあってテレビ北海道(TVh)や北海道文化放送(uhb)の実況映像・音源もラジオNIKKEIの聴取の補助に使うようになっているがTVhの松岡俊道さんの実況の際メインレース限定でJRAのトラッキングシステムが表示され、日曜のuhbのKEIBAプレミアでの実況(この日は中村剛大アナ)にまでトラッキングシステムが表示されるようになり、なんとなくJRAも場内実況やグリーンチャンネルはもとよりBSイレブンでの対象レースでの提供をきっかけに何か普及策に乗り出している印象もあり『わかりやすい実況へ』という将来像的には好感が増すようになってきた。これで夏競馬期間中にFNSのテレビ西日本や東海テレビが活用策に乗るかはまだわからないが早く関西圏の局が秋競馬の時点でトラッキングシステムの活用に関して英断を下してほしいのはあるんだが…
それにしても、『地区3歳優駿』からダービーシリーズの共通ファンファーレが消滅する傾向が続いている。ついには東京ダービーにも余波が及んだらしく、
「あのファンファーレ、『春の3歳優駿シリーズ』への再編があるまでお蔵入りになるのか…」
と思い、残る地区3歳優駿でも望み薄になったと悟ったのか、残念を通り越すようなものを感じていた。
この週で他に挙げるとすれば、耳目社の鈴木努アナが『ダービークラス』の重賞の実況を金沢で初めて果たしたが、そのことを『ダービー格』という表現にしたのは新たな発見だった。ウチ的には独自に『ダービー級』という言い方を主にしていたのだが、これを機に『ダービー格』という使いまわしも活用していきたくなった。
それでは 川崎スパーキングスプリント のエア予想でも。
南関東のダート競馬の事情として1000m未満の距離の重賞はこのレースだけ。スーパースプリントシリーズの終了とはいえSⅡ降格の憂き目にあった習志野きらっとスプリントへの挑戦権がかかる一戦に変わりはなく優先出走権は2着まで。
川崎競馬場のコース形態上、ワンターンでの距離設定は900mだけで、(関連付けるべきではないかもしれないが)2016年に川崎でJBCスプリントが実施された際はそれより長い1400mと2ターンにしては南関東きってのせせこましさで行われた。
本命は②プライルード。昨年秋から船橋のワンターンで連対を続けたところに前走の東京スプリントが10着。勝ったジャスティンとJRA勢が壁だっただけで全日本2歳優駿時以来の川崎にはなるが能力的に押し切っても驚けなく中心視してよさそう。
対抗はトライアル勝ちの⑩サンダーゼウス。初オープンを叩いた以降着を落としているがトライアルを勝って復調モード。川崎転入後から900mは走るほうで自在に展開を回せるようなら圧勝もあるとみた。
単穴は⑧アポロビヒ。指定交流や強めの重賞でかなりもまれ結果が出ず思い切って超短距離を試すチャンスに出た可能性が。1周競馬やバックストレッチの長い短距離戦では悠長になってしまう可能性を考慮しせせこましいワンターンで見直し可能とみる。
注意が必要なのは⑨マッドシェリー。前走の船橋1000mを神尾騎手の減量効果で勝っているが同じ神尾騎手とのコンビで盛岡1000mの重賞制覇の経験があり乗り慣れた持ち味でも活きるようなら一発まであると踏んだ。
押さえは⑪アルバミノル→②ヴァンデリオン→③カプリフレイバーの序列。
◎②プライルード
○⑩サンダーゼウス
▲⑧アポロビヒ
☆⑨マッドシェリー
△1⑪アルバミノル
△2⑤ヴァンデリオン
△3③カプリフレイバー
ここでは書かないが買い目に困る感じ。あえて書くなら☆は単複、他の6頭でワイドのBOXを組めばいいほうか。
中野雷太アナの日経ラジオ社取締役就任の開示情報が公表されたあたりから『競馬実況アナの世代交代感』をじわじわ感じずにはいられなくなり、『新時代の競馬実況の姿』にこれからファンとしては向き合っていくことになるのかと思うと感慨深い。そういう意味では『競馬が好き』というよりは『競馬実況が好き』という方向性のほうが自分の性に合った競馬の楽しみ方になっているのかもしれない。3連単ダービーのデータを集計するのが楽しみなように『アナウンサー』の仕事に目が向いてしまうのは変わり者なのか、ひねくれ者なのか…