南関東クラシックのクライマックスからダートグレード競走へSⅠからJpnⅠへのアップグレード。南関東限定時代でも地方所属馬限定のダート重賞としては国内最高賞金額だったとか。

今年の競馬界の最大の焦点といってもいい『ダート界の東京優駿』までならまだいいが『日本版ケンタッキーダービー』なんて呼ばわれるのをNARは目論んでいる気がする。その割にはJRA所属馬の出走資格がものすごい複雑であり、『着順上位だけでは優先出走権にならない』状況に不満を持っているJRAの厩舎関係者は多いのではないかとゾウたん的には推測できる。

これは羽田盃の時にも述べたが、まだJRAに開放して回数も重ねていないのに『クラシック競走』と呼ばわってはいけないのではと一ファンとして思うので、公式の実況でも配慮してほしいのはあるのだが…

それとお願いを言ってしまうようだが、昨年で終了したダービーシリーズの共通ファンファーレも、(ばんえいを除く)地方競馬で『ダービー』を名乗れるのがこのレースだけになるので、せめてこの東京ダービー限定だけで流れてほしいのはある。 

 

 

能書きが長い…

 

 

羽田盃覇者(アマンデビアンコ)によるこのレースでの二冠が消滅。なんとなくJRAのダートへの適性ある馬への場所貸しの印象が強い。おまけに『南関東・東京ダービーの顔』こと的場文男騎手も、JRAのレジェンド級の騎手(特に武豊騎手や今年の日本ダービー制覇の横山典弘騎手)の姿も確実に馬券に絡みそうなルメール騎手も川田将雅騎手も今年の鞍上にはいない。

 

今回はユニコーンステークスの上位から印上位を狙っていきたい。距離を伸ばして結果がついてきている⑭ラムジェットがここは強いとみる。ワンターンまでの馬だった可能性が前走勝利で2ターン適性も問題なしと出たので初コースの大井も素軽くこなすのではと考えたい。

近3走2ターンで連を外していない⑩サトノエピックを素直に逆転候補として対抗に。父キタサンブラックではあるものの完全にダート適性が強く出てしまい2ターン慣れを追い風に逆転可能とみたい。

単穴は⑦アンモシエラ。距離適性は1800m前後に向いているが距離適性よりもナイター慣れのほうが魅力で適応力で乗り切れるのであれば怖いとみたい。

押さえが絞られJRA勢だと残った④ハビレが最上位。地方勢、とりわけ南関東勢の重賞での良績がせせこましいコースでのものが主でヒモ妙味として狙いづらい部分が多く羽田盃3着の⑫フロインフォッサルしかいない。これに続いて穴妙味があるとすれば高知から単騎の6戦無敗⑧シンメデージーの浮上か。この馬は何か乗り役問わずの連勝ぶりでありJRA勢には歯が立たなくとも地方最上位まで考え得る複勝妙味を見込んで★も打っておきたい。

 

◎⑭ラムジェット

○⑩サトノエピック

▲⑦アンモシエラ

△1④ハビレ

△2⑫フロインフォッサル

△3(★)⑧シンメデージー

 

今回はGⅠ級のビッグレースなので買い目も書いておきたい。(馬券画像ジェネレーターで作成したものを転載)

 

まず、恒例の『ワイドおじさん』としてJRA勢-印の全馬のフォーメーションを。

 

続いて複勝妙味で★を打ったシンメデージーの複勝を。

 

実際、結果は深く考えずに『ダートグレード競走あるある』も加味して予想したつもりではあるが、これで(確率こそ極端に低くなりそうだが)地方所属馬で特大波乱になった場合はあきらめをつけることにしようかな。

 


 

それはさておき余談。

 

驚いたことに(別に驚かなくでもいいのではと思う方いるが)、中野雷太アナが6月27日付けで日経ラジオ社の取締役に就任との開示情報がラジオNIKKEIのホームページで公表された。

 

 
中野アナが完全に競馬実況から引退してしまうのかは今後の状況や競馬中継内での動きを見守ることにしたい。
前に似たケースでばんえい競馬評論家(ゾウたん独自呼称)の渡辺和昭さんが競馬実況アナから取締役に就任した際に競馬中継から離脱した例があり、その例に倣えば7月から(かな?)中野アナの実況が短波・radiko・JRAの競馬場内・佐賀競馬場内を通じて流れることはなくなってしまう可能性があると思うと寂しくなる可能性が。ウチが卒業した『うまきんⅢ』のリスナーなら『当たらない落雷予想』がなくなって清々する方とかいるかもしれないが…何か2024年がラジオNIKKEIの競馬中継における一つの転換点というか地殻変動になるような気がして感慨深くなりそうである。