日本ダービー明けの重賞というよりは『長かった(JRAの)GⅠが一区切り』というホッとした印象しかしない予感。本当ならゆる~く取り組まないとメンタルが持たないのだがその後の地方もあるからそうそう休んでいられないのもまた事実…

 

 

その1 安田記念

 

日本競馬の父・安田伊左衛門。

馬券の合法化を記した1923年の旧競馬法制定に尽力ののち日本競馬会の創設、理事長在任時に五大クラシック競走の基礎を築き、1954年に日本中央競馬会の初代理事長に就任。翌年に後進として譲った有馬頼寧とともに、JRAの創成期にかかわった人物としてGⅠ競走に名を連ねる人物である。

昨年の競馬法100周年記念事業ではそれに関する安田の功績もあり、春のプロモーション上ではこのレースがハイライトになった。

 

香港から来日の強豪が日本の馬場への適応もここは問題ないと考え印上位に。マイルに戻せば日本勢なら戦いやすそうな⑮ヴォイッジバブルを本命→2000m巧者の色濃い⑦ロマンチックウォリアーを対抗にして久しぶりの外国調教馬によるJRA重賞の大チャンスにかけることにしたい。

単穴は⑩ソウルラッシュ。東京芝1600mだと富士ステークスの2着がある。左回りは苦手なようにも見えるが1勝クラスを勝ち上がったのが中京1600m。負けたのは中距離・ダート・相手強化のいずれかでマイルの重賞を3勝できるようになれば香港勢に太刀打ちできる頭でよさそう。

一発警戒が必要な意味では⑫フィアスプライドか。近4走以内でターコイズステークス勝利とヴィクトリアマイル2着。牡馬相手だと見劣る印象もあるが前走GⅠ2着で自信をつけての挑戦で穴を開けるまでありそうとみる。

押さえは⑨パラレルヴィジョン→⑰セリフォス→②ガイアフォース→⑤ナミュール→⑱ダノンスコーピオンと普通に考えれば上位に来る日本馬の印を下げる逆張りでいきたい。

 

 

今回は買い目も記載しておく。香港勢2頭を頭に据えた3連複とワイドを。

※馬券画像ジェネレーターにて作成したものを転載

 

 

 

 

その2 百万石賞

 

加賀藩の石高がレース名の由来。

金沢競馬において中長距離路線は四大制でこのレースに(指定交流になるが)白山大賞典・北國王冠・中日杯を加えた形で、東海ブロックに設定されているスーパープレステージ(SP)制によるローカルグレードが金沢競馬に導入されればレース体系的にもSPⅠの格付けは容易と思われる。

JBC協会からオナーコードの種付け権利が副賞としてついてくるが、金沢競馬における古馬の中長距離部門でスタリオンシリーズの設定があるのはこのレースだけ。そして(ゾウたん調べだが)広域実施である兵庫・岩手・東海地区との共同になる『HITスタリオンシリーズ』の指定まで受けているかは不明(詳細わかる方いましたらこの記事にコメントいただければ幸いです)。

 

目下の勢いであれば4連覇を目指す⑩ハクサンアマゾネスに何ら敵はいないとみてグリグリの本命にする。

今回のメンバーの場合は対抗以下が狙いづらく他の利家盃組を全部消す感じで考え、名古屋グランプリでもまれた⑨フォルベール対抗→A1A2で堅実な⑤テトラルキアの2頭までに絞る。

 

⦿⑩ハクサンアマゾネス

○⑨フォルベール

▲⑤テトラルキア

 

 

次は6月2日の新馬戦の予想を2鞍ほど上げておく。

 

まずは京都第5レースから。

 

 

兄姉にトリオンフ、クールキャットなど割と2000m級で強みを見せる馬が多いが新種牡馬シスキン産駒のJRA初出走ということでご祝儀的に狙いたい。


 

続いて東京第5レース

 

 

母コスモネモシンはフェアリーステークスと新潟記念の勝利歴があり他にも中距離重賞で複勝圏内あり。モーリス産駒であれば初戦がマイルであれば走る可能性が高そう。

 


 

最後に、残った水沢の重賞を本命馬だけ挙げておく。

 

水沢第11レース ウイナーカップ

◎⑩バウンスライト

 

 

なにか、新馬戦の予想ってやってみると面白いけど外れた場合か本命の馬が想定になかった人気のかぶり方だったりすると喜べなくなる不思議さも感じてしまう。内国産種牡馬の現役時代の成績適性とネームバリューのある母馬の実績から距離条件での適性を占うというプロなら当たり前にできるスキルに素人が追いつこうとするのは…まだ早いのかな?