3連単ダービーのデータをまとめているうちに、この週は波乱云々もそうだが『苦労人がGⅠに手が届く』というサインを見逃してしまったことに反省点を求めないと消化不良になりそう。
自分らしい競馬の楽しみ方を求めるのはまだ続く…
その1 京都ハイジャンプ
◎アサクサゲンキ(2番人気)→3着
○サンデイビス(6番人気)→1着
▲ザメイダン(7番人気)→7着
△メイショウアツイタ(8番人気)→4着
△トライフォーリアル(1番人気)→6着
△サクセッション(3番人気)→9着(ブービー)
その2 京王杯スプリングカップ
◎ウインマーベル(1番人気)→1着
○リュミエールノワル(4番人気)→5着
▲トウシンマカオ(3番人気)→6着
△スズハローム(8番人気)→3着
△メイショウチタン(9番人気)→8着
△グランデマーレ(11番人気)→9着
△アネゴハダ(13番人気)→14着(ブービー)
その3 ヴィクトリアマイル
◎ナミュール(2番人気)→8着
○マスクトディーヴァ(1番人気)→3着
▲ウンブライル(3番人気)→6着
☆キタウイング(15番人気)→11着
△フィアスプライド(4番人気)→2着
△モリアーナ(6番人気)→7着
△サウンドビバーチェ(12番人気)→10着
△コンクシェル(7番人気)→13着
△ライラック(9番人気)→14着(ブービー)
△ハーパー(8番人気)→15着(シンガリ)
おまけ 本命馬だけ予想したもの
盛岡 シアンモア記念
◎グランコージー(1番人気)→1着
今年のGⅠ級制覇の騎手のトレンド『苦労人に花が咲く』のサインがまたもヴィクトリアマイルで炸裂した。今回はデビュー21年目の津村明秀騎手。いいところまで馬を作っていながらGⅠ本番で乗れている騎手に手変わりするなどもあって遠のくかに見えたGⅠのタイトル。しかし14番人気というド穴を跳ね返すように2着馬に1馬身4分の1差をつける快勝劇。傍目には波乱かもしれないがゴール後に引き上げてきた津村騎手への賞賛の拍手が何かすべてを物語っていた気がする。なんとなく褒められるのは津村騎手のほうかと最初思ってしまった。
津村騎手は2004年に競馬学校を卒業。同期を見れば川田将雅、吉田隼人(落馬事故を受け療養中)、藤岡佑介とそうそうたるGⅠジョッキーが居並ぶ。今回津村騎手が仲間入りを果たしたところでこの世代から『苦労人GⅠジョッキー』の誕生があるとすれば丹内祐次騎手か上野翔騎手のJ・GⅠ制覇かに完全に残されてきた印象。ベテランはベテランなりの切磋琢磨もあるんだと一つ勉強になってしまった。見方を変えてしまうと、療養中の吉田隼人騎手にエールでも送られたイメージも感じた。
さて、オークスである。二冠達成が本線のようだが昨年の菊花賞のドゥレッツアとかエリザベス女王杯のブレイディヴェーグとかのような『遅れてきた大物クラシック候補』の一発には警戒しなきゃいけないんじゃないですか?と声を大にして言いたい。その馬が人気の一角になるのに越したことはないが穴馬に扱われても本命指名貫徹考えないと何か面白くない気がするだけ。個人的には(昔のダービーだが)フサイチコンコルド級の破壊力があるのではとの期待もあるし…