『ゴールデンウィーク競馬』…今年はダート重賞の再編で何か例年より忙しくなった感が否めない。無理せず取り組むつもりではあるが思わぬところで息切れするような場面が出たらご了承いただければ幸いである。
その1 かしわ記念
大昔に柏市に県営競馬の開催地として存在した『柏競馬場』の名残を残す。このレースは2020年がコロナ禍、翌年も船橋競馬場そのものが大規模改修工事になったことで2年連続の無観客競馬。1着賞金は8000万円ではあるものの将来外国馬が出走可能になるGⅠ格付けの際に1億円への上積みでも目論むのか。
フェブラリーステークスから直行となる⑩ペプチドナイルがここは強いか。3走前に制してはいるが1800m以上を使うとムラが出る傾向があり完全にマイル前後を守備範囲に持ってきた印象が強く本命でよさそう。
対抗は①ウィリアムバローズ。近4走での2ターンでの崩れが少なく、近走も『乗り役問わず』 の印象もあり出遅れにならなければ自分の先行力で押し切る場面もありそう。
単穴に⑦クラウンプライド。韓国遠征での勝利後1800mで結果が残せておらず距離短縮にかけた可能性が高い。川田騎手に戻れば出たなりの競馬も可能と思われ展開なりでの2ターンのマイル克服までありそう。
押さえも強豪どころが並び⑬キングズソード→⑤シャマル→⑪ギガキング→④オメガレインボーと地方勢からも役者確保。
取捨に迷った②タガノビューティーは適性的に基本ワンターンまでの可能性を考え切る。
◎⑩ペプチドナイル
○①ウィリアムバローズ
▲⑦クラウンプライド
△1⑬キングズソード
△2⑤シャマル
△3⑪ギガキング
△4④オメガレインボー
その2 西日本クラシック
東京ダービー指定競走とはいうが…兵庫一冠目の菊水賞の勝ち馬がいたり東西のネクストスターの上位がいたり…『なんちゃってルチャリブレ的』な3歳中距離重賞の予感も。来年以降は兵庫競馬への固定なのか『西日本3歳優駿』(西日本ダービーから改称・今年は金沢開催)のように持ち回りにでもするのであろうか?
東京ダービー選定か兵庫二冠目かの両にらみになる⑪オーシンロクゼロを本命に。ここまで4戦無敗に加え走り慣れた園田を使うとなれば他地区の猛者も蹴散らす可能性が確実と考えたい。
対抗は④マルカイグアス。近3走1700mを使って連対継続中。園田の3ターンが合っている可能性は濃厚でオーシンロクゼロに土をつけるようなら東京ダービー選定でも兵庫優駿に向かっても楽しみ。
単穴は⑧シンメデージー。JRA交流も含め高知では無敵。相手強化と距離延長で壁の可能性も否めないがここで上位争いなら黒潮皐月賞(5月5日)覇者への太刀打ちも含め将来性が拓けそう。
押さえは⑦ウェラーマン→⑩アグロドルチェ→②ホーリーバローズ→①ワンウォリアーの序列で。
◎⑪オーシンロクゼロ
○④マルカイグアス
▲⑥シンメデージー
△1⑦ウェラーマン
△2⑩アグロドルチェ
△3②ホーリーバローズ
△1①ワンウォリアー
話は変わって・・・
確かにダート重賞の再編でダートグレード競走に重きを置いてしまいそうなムードが強いが、コアな地方競馬ファンなら昨年までのダービーシリーズの名残もあり残った各地の『地区3歳優駿』に思いを寄せる方は多いのではないか。春競馬はクライマックスなのだが…昨年のダービーシリーズの場合はどう発表になったかというと、
・概要発表・・・3月28日
・特設サイト開設・・・5月15日
後続シリーズを開設するのであればこの連休中に動きがないとこっちとしてもエア予想への取り組み方が変わってくる可能性があるのではっきりしてくれなければというのはある。おそらくJBC協会が贈る種付け権利の種牡馬の選定も絡むためまだ時間がかかってもおかしくないのはあるが…
ちなみに、こっちも気にかけている昨年までの『スーパースプリントシリーズ』の場合は…
・概要発表・・・4月4日
・特設サイト開設・・・5月22日
こっちは該当条件を見直す可能性も残されており、新概要が決まるまで時間がかかる可能性はある。
なんとなく新・3歳優駿シリーズにせよなんとなく、
『特設サイト開設と同時にヨーイドン』
にしてしまおう的な雰囲気が否めない。シリーズのあるなしで印象が変わってくる可能性もあるので、NARにははっきりしてほしいところだ。