世間的にはゴールデンウィーク。でもそんな中でも予想に関しては簡単に休めないのが競馬ファンの性である。ああ悲しや…
その1 天皇賞(春)
スピード競馬隆盛の昨今最近また『距離短縮すべき』との心なき声をネット上で見かける。ウチ個人的には長距離重賞こそ拡充すべき(芝もダートも)ではと思うしステイヤー血統の需要は国際的にはまだまだ根強いはずなのではないかと思う!
このレース自体菊花賞馬の信頼度が高く⑫ドゥレッツアは本命にふさわしいとみる。前走金鯱賞2着でキャリア初黒星。京都の2回の坂越えも菊花賞で経験済みであることを加味して信頼してよい。
信頼度でいえば3000m級での需要が光る⑭テーオーロイヤルがいるが初経験になる京都のカーブ坂への対応が未知数なことを加味して対抗まで。
単穴の④ワープスピードは4走前の古都ステークスを勝ってから重賞に挑み4着→3着→2着と上り調子。ただ近2走鞍上がコロコロ変わっている点で対応力に疑問符が付きそうで印を下げた。
押さえは⑧ゴールドプリンセス→①サリエラ→古豪の⑥ディープボンド→⑯チャックネイトの序列で。
買い目を書くとこの2枚持ちかな~
その2 チェアマンズスプリントプライズ
香港の3競走は基本『絶対王者』に本命印を打つ形にする。
①カリフォルニアスパングルが能力どおりに勝てる可能性濃厚とみて本命。短めのGⅠを連勝中で完全に適性値であっと言わせると踏む。
対抗は③ビクターザウィナー。前走の高松宮記念を中京の馬場で外国馬としては久しぶりの大健闘となる3着に入る。リョン騎手との相性がよさそうで大舞台での一発があるとみる。
ここは『単穴不在』のスタンスを取りたい。
押さえは⑩ビリービング→⑤インビンシブルセージ→②マッドクールの序列で。
日本勢でも⑦サンライズロナウドは厳しいとみる。
◎①カリフォルニアスパングル
○③ビクターザウィナー
△1⑩ビリービング
△2⑤インビンシブルセージ
△3②マッドクール
買い目を書くとこんな感じ。
その3 チャンピオンズマイル
ここは適性絶対値で①ゴールデンシックスティが抜けたとみる。近4走をマイルですべて勝利。ホー騎手との乗りなれたコンビなら絶対値に磨きがかかるとみてグリグリの本命でよさそう。
対抗は②ヴォイッジバブル。ドバイターフで13着に落としているものの『庭』である香港に戻れば強みがありゴールデンシックスティを逆転可能なのはこの馬しかいない気も。
単穴は⑥ブレーヴエンペラー。英国調教馬だが1600m前後で3連勝中。勢いでシャティンの芝の攻略まで持っていく可能性もありそう。モリス騎手も怖いか。
押さえは日本勢3頭(⑤オオバンブルマイ・⑦シャンパンカラー・⑧エルトンバローズ)と⑪タージドラゴンが横一線で。
⦿①ゴールデンシックスティ
○②ヴォイッジバブル
▲⑥ブレーヴエンペラー
△⑤オオバンブルマイ、⑦シャンパンカラー、⑧エルトンバローズ、⑪タージドラゴン
ここの買い目を書くとすればこんな感じで。
その4 クイーンエリザベスⅡ世カップ
①ロマンチックウォリアーが第一人者の実力を見せつけるとみて本命。目下2000mクラスを3連勝中。2040mのオーストラリアのコックスプレートに遠征しても勝てる実力であればこの舞台での主軸はほぼ崩れないとみる。
対抗は②ドバイオナー。4走前にこのレース3着。その後2戦が振るわなかったが前走英国のリステッド競走を勝ってマーカンド騎手に戻る。シャティンの馬場なら好勝負必至の可能性高そう。
単穴は④プログノーシス。前走の金鯱賞でドゥレッツアを下し香港挑戦。昨年の香港カップで5着だが川田騎手の騎乗継続となれば上積みでロマンチックウォリアーへの肉薄まであるとみる。
押さえは③ヒシイグアス→⑦ニンブルニンバス→⑤ストレートアロンの序列で。⑨ノースブリッジには厳しいし探せば香港ダービー覇者の⑪マッシヴソヴリンもいるが相手強化で様子見すべきと考える。
◎①ロマンチックウォリアー
○②ドバイオナー
▲④プログノーシス
△③ヒシイグアス
△⑦ニンブルニンバス
△⑤ストレートアロン
ここの買い目を書くならこんな感じ。
その5 北日本新聞杯
金沢競馬の3歳ロードとしては改称した石川優駿のトライアルということにはなっているが実質的には優先出走権のかかる石川優駿→サラブレッド大賞典につながる『金沢三冠』の一冠目。
北日本新聞の最初の前身の新聞(中越新聞)の創刊が1884年。創業上の最新の大きな出来事と言えば2010年の朝刊単独刊行への移管といったところか。
吉原騎手の居ぬ間の一冠目の印象がぬぐえないが…
近4走連を外していないダブルアタックを本命に。栗原騎手とのコンビでは2勝2着1回。ほかにも『乗り役問わず』の印象があり軸を張るにはふさわしい。
対抗はリメンバーアポロ。重賞の金沢ヤングチャンピオンから3連勝中。自分の逃げに徹すればダブルアタックを完封可能と考えたい。
単穴はショウナンサクレツ。前2走は減量効果で2着2回。今回は塚本征吾騎手が愛知から乗りに来るのでうまくいけば連対までありそうな勝負気配あり。
押さえに同列でエムティトップとリケアマロン。
◎⑥ダブルアタック
○⑧リメンバーアポロ
▲⑦ショウナンサクレツ
△③エムティトップ、④リケアマロン
ここまで6鞍も予想したが思考中に眠くなるなど完全に疲れてしまった。春の香港があるし金沢重賞は全部やるし相当欲張ったレース数をこなすことになるようで振り返る際にボケないか不安である。
※JRA重賞の買い目の作成は『馬券画像ジェネレーター』を使用。天皇賞(春)の予想印は競馬ラボ『my予想ジェネレーター』に入力作成したものを転載。
それはそうとして、先週の大井の2重賞のエア(馬券)予想も着順だけになるが振り返っておこう。
その1 羽田盃
◎アマンテビアンコ(1番人気)→1着
○ハビレ(3番人気)→4着
▲ブルーサン(2番人気)→8着
△アンモシエラ(4番人気)→2着
その2 東京プリンセス賞
◎ローリエフレイバー(1番人気)→2着
○プリンセスアリー(3番人気)→3着
▲ミスカッレーラ(2番人気)→4着
☆ウインアザレア(9番人気)→11着(シンガリ)
△シトラルテミニ(4番人気)→5着
△フォルトリアン(7番人気)→6着
△ムサシジェリーナ(5番人気)→8着
羽田盃は『白毛血脈』の勝利ということで度々親戚が出走するとインスタに出てくるあざといコンビに先日加わったじゃじゃ馬さんを加えたメンバーの応援がよかった。

東京プリンセス賞は苦労人の安藤洋一騎手に待望の重賞制覇の花が咲き、叔父である競馬評論家の勝己さんとともに笠松で活躍しJRAでの騎手生活を経て現在栗東トレセンで調教助手をやっている光彰さんもさぞかし喜んだのではとグッときてしまった(要するに『アンカツ・アンミツ血脈』が花開いたということ)。苦労人に芽が出ることの大変さがまた一つジーンときた。