4月にゾウたん家に入厩したお馬さんも最後の5頭目!

2023年に世界最高賞金額となるサウジカップに日本調教馬では初めて勝利したパンサラッサ。我が家では『パンパン』のあだ名で呼ぶ。

 

 

 

 

 

パンパンは2017年にロードカナロアの産駒として出生。キャリアとしてはおおむね芝2000mを中心に使われ初の重賞制覇となる4歳時の福島記念も2000m。この頃から『ハイペースでかっ飛ばして逃げる』ことを覚えたらしく、翌年には中山記念も逃げ切り勝ち。その勢いでドバイターフに挑み1着同着の大殊勲。吉田豊騎手にビックタイトルをプレゼントした。その後国内のGⅠで当時の現役最強馬(当時世界ランキング第1位だったイクイノックス)の前に2着にしがみついたのを経てダート1800mであるサウジカップへの挑戦に出て粘り勝ち日本円で13億円超の賞金を射止めた。ラストランのジャパンカップでも2ケタ着順に終わったものの逃亡者ぶりは健在でその規模も20馬身と破格の『見せ場』を作った。引退直後に種牡馬供用が開始され、キングカメハメハ系の確立に加えサドラーズウェルズ(母の父の父)→モンジュー(母の父)からつながるアイルランドゆかりの母系の伝承の役割も担う。

 

パンパンはサウジカップを走った際普通型のネックストラップ(レースを見ているとたまにモフモフ型のものを見かけることがあったが名前を知ったのはこの機会が初めて)を着用していたこともあり割とおしゃれ番長タイプの面がある。栗毛のお馬さんの中でスバルさん(シュヴァルグラン)と火星くん(アドマイヤマーズ)がなでなですることがあるがくすぐったく感じやすいのでこの2頭にはいたずら的に扱いに困っているようだ。しかし『遊び相手』という視点では同じ栗毛勢のすわべさん(スワーヴリチャード)を中心にタイちゃん(タイトルホルダー)、コンちゃんと同じ年に牝馬三冠を達成したタク子(デアリングタクト)、ブー坊(ブラストワンピース)、チャン坊(インディチャンプ)、サトぽん(サトノダイヤモンド)と仲間を絶賛開拓中である。また、現役時代の所属厩舎から『矢作学校の同窓会』の人脈でリス子(リスグラシュー)、コンちゃん(コントレイル)、ラブリー(ラヴズオンリーユー)には付き合っていても頭が上がらないようである。

 

その一方で『推し活』関係が苦手で、坂道系のアイドルを見ただけで緊張してしまったり、旧ジャニーズ系やEBiDANファミリー系の男性アイドルを見るとポカーンとしてしまうなどアイドル関係に関する苦手ぶりが顕著。その代わりコスミック・インベンション、ジューシィ・フルーツ、ピチカートファイブといった古典的テクノとか渋谷系のポップ感に惹かれやすいところがある。

グルメ的にはお魚好きで寿司やお刺身に始まり魚介の缶詰にまで造詣が深い。アイスキャンデーも好む。