2023年の3連単ダービーを振り返る企画。

まだ集計が住んでいなかった地方競馬・海外競馬のデータの集計が終わった。

 

これに関しては2023年からのラジオNIKKEIの佐賀競馬の実況受託に合わせ今年から正式にルール改正するが、改正前の(暫定)基準についておさらいしておこう(赤太字が2024年からの改正点)。

 

地方競馬で集計対象となるレースの基準は次のいずれか。

  1. ラジオNIKKEIの独立した地方競馬中継番組の中で放送されたレース(佐賀競馬および高知競馬に関しては原則としてこの条件を適用)
  2. 南関東競馬の重賞のうち競馬実況webで取材したアナウンサーの確認が取れ、かつ、後日放送される地方競馬プラスワンの中で実況音源が確認できたもの(南関東以外で2歳優駿を除くJBC競走開催の場合はこの条件を適用)

今のところ2ついずれかの条件を満たすのは南関東・高知・佐賀に限られてしまうが、西日本も含めた他地区の競走でも実況音源がラジオ中継番組内で確認できたものは集計に加えていく。また競馬実況webの取材記事で取材したアナウンサーを速報確認したうえ地方競馬プラスワン流れた実況音源をもって実況者を最終確定する。

 

なお、2024年のJBC競走のうち、佐賀開催の3競走(スプリント・クラシック・レディスクラシック)については条件の2に基づき地方競馬プラスワンで流れた実況音源で原則確認することになる。できれば第2放送でもいいから中継番組やってほしいのはあるが…

 

 

前置きが長くなったが本題に入る。集計結果を早速掲載しておこう。今回はデータのスクショのサイズの関係もあるので地方競馬と海外競馬を一気に。


その1 地方競馬

 

2023年の実況人員は5人。

 

ランキング的に入り乱れるような感じになった。打率は小塚歩アナが10割でリーディング獲得、飛距離2部門が山本直アナがリーディング獲得。

 

本塁打がゼロに終わったがその辺を高額払戻金ベスト5として振り返っておく。

 

第1位 166,410円(5月2日船橋・ラジオNIKKEI盃若潮スプリント・山本直アナ)

第2位 103,970円(5月31日浦和・さきたま杯・大関アナ)

第3位 91,310円(5月30日高知・福永洋一記念・山本直アナ)

第4位 54,470円(5月30日高知・一発逆転ファイナルレース・山本直アナ)

第5位 43,880円(3月15日船橋・フレンドリービット特別・米田アナ)

 

結果的に最高払戻額でも直アナ実況の船橋での社杯の16万円台で何の波乱の傾向もなかった珍しい年になった。どこかで50万円超えが出ているイメージがここ最近あったが本塁打もなく平穏すぎる年もなかったのではないか。

 

 

その2 海外競馬

 

2023年の実況人員は4人。

 

データ的に米田元気アナの一人負けのような格好になってしまった。打率が小塚アナと直アナが10割の同率でリーディング獲得。飛距離2部門は大関隼アナがリーディング獲得。

 

こちらのほうも本塁打がゼロに終わったので高額払戻金ベスト5として振り返っておく。

 

第1位 266,850円(3月26日・ドバイワールドカップ・大関アナ)

第2位 120,230円(11月5日・ブリーダーズカップクラシック・小塚アナ)

第3位 99,530円(12月10日・香港マイル・山本直アナ)

第4位 83,510円(5月7日・ケンタッキーダービー・小塚アナ)

第5位 46,990円(3月25日・ドバイゴールデンシャヒーン・大関アナ)

 

こっちも最高額でドバイワールドカップの際の大関アナの26万円台に終わり、しかも高額払戻金になりやすかったケンタッキーダービーで10万円を割る事態であり、波乱のインパクトに欠く2023年になってしまった。

 

 

まとめると、ラジオNIKKEIが実況音源を収録した地方・海外競馬は2023年に限ればある意味平穏な決着に終わってしまい、ロクな波乱が起きない一年という珍しい年になったのではないか。

 

 


さて2024年。地方競馬に関してはダート三冠路線の本格的開幕や昨年からの佐賀競馬の実況受託に加え、早ければ今年から現在短波・radiko向けに実況する藤原菜々花アナが今後南関東の重賞の取材にデビューし実況音源を録ることも考えられ、更なる地殻変動の可能性も捨てきれない。海外競馬に関しても昨年の秋の香港から直アナが実況陣に加わり、そして今度のサウジカップも加わることからこれまでの実況担当と違った担当地図を見ることにもなりそう。

 

また、近年の傾向として『取材はするけど実況音源は録らない』とするレースが南関東の重賞で目立ち、これまでのような『南関東の指定交流重賞では確実に実況音源を録る』ことは必ずしもやらなくなる可能性もあり、これにひょっとしたらの範囲になるが関西支社で兵庫の実況音源を録って地方競馬プラスワンで流す事態まで加われば…何か変えれど変えれどルール改正がついていけないくなりメンタルが持たなくなりそう…