競馬実況アナによる波乱を探るのに『万馬券』という指標を使う方は多いと思う。実際私もこちらのように、その年の万馬券を平均化したデータを開催日ごとに集計し公表している(↓に示すのは2023年のもの)。

 

今回は、そのデータを『10万馬券』(100万馬券となるホームランもここでは含む)というスパンで見たらどうなるのか考察していくことにしたい。実際に『10万馬券』に注目して集計したデータがこちら。

結果的に飛距離で年間リーディングを獲得した小塚歩アナが10万馬券でもリーディングを獲得した形に。驚いたのは第2位。飛距離では年間第4位につけた檜川彰人アナが第2位につけ、10万馬券の実況数では唯一100レース超えとなる値を記録。第3位には飛距離では平均的だった小林雅巳アナがつけた。

 

あと、下位を見ると飛距離で年間第2位につけた大関隼アナが10万馬券では最下位…これは意外だった。平均的に飛ばしていながら10万馬券の量産には苦しんでいる事情も見えてしまった。

 

結果的に、小塚アナはコンスタントに10万馬券も量産できるので納得がいったが、檜川アナも『10万馬券』 で目立つ形で波乱争いでの『ナニワの巨砲』の地位を保っていると考えるのが普通であろう。平均的に荒らすとなれば『10万馬券を量産する』か『シングルヒットを重ねつつ快音でどデカく当たりを出す』というのもセオリーなのかもしれない。

 

 

これからも、あくまで気づいたときにはなるが、3連単ダービーのデータをちょっと違う角度から見るのもやってみようかと思う。