日本の地方競馬において、ばんえい帯広、金沢、笠松、名古屋、高知、佐賀の各場には規定の額を出資するとレース名が命名できる『個人協賛競走』が設けられている。これに関して、ウチのステさん(ステイゴールド)は売得金的に潤っている可能性のある残りの競馬場でもできないものか考えることがあり、それならとどこならやれそうか考察することになった。
―――売得金的に潤うなどして個人協賛競走を設けずに済んでいる地方競馬が4地区(門別、岩手=盛岡・水沢、南関東=大井・川崎・船橋・浦和、兵庫=園田・姫路)あるんだけど、ステさんはこの中でやるのに向いている競馬場あるって思っているみたいだね。どこかな?
ステさん(ステイゴールド):ワシが考えるのは門別と岩手の2場だな。
―――どんな感じが望ましいかな?まずは門別から。
ステさん:馬産地特有の事情もあるから原則3歳以上の条件戦で。2歳戦だと『場産地の競馬』のイメージを損ねることになりかねないから3歳以上のレースを大原則で。新馬戦始まる前なら4歳以上のレースでもいいな。1日4鞍を限度にしたほういい。
―――岩手だとどんな感じになりそう?
ステさん:新馬戦以外がすべてC級戦になる『C級サバイバル』状態の日(私とウチのお馬さんたちでの独自の呼び方。実際に同名称で番組内容により実施されている笠松では組まれても最終レースの1鞍のみ)に半数のレースを当ててほしいな。ただ、勝ちそーチャンネルの小木曽なつ美さん(岩手競馬の公式のパドック中継の進行)とかレース名紹介で噛むような事態にならんといいのだが。
―――南関東と兵庫は?
ステさん:ワシは売上的な今の潤い方だと厳しい気がする。南関東でやったらなんとなく地方競馬での一人勝ちに拍車がかかっても不思議ではなさそうだし。兵庫にしても今の売り上げ状況と西日本の根幹の地方競馬担っている状況だと厳しいかもな。裏技的に姫路開催限定で試験導入とかならあるかもしれんが。
ステさんは岩手と北海道の古馬戦線に何か導入の期待を寄せているような感じで南関東と兵庫に関しては難しいと感じているようであった。確かに南関東や兵庫の競馬熱を考えた場合、売上的に他地区を引き離し2強状態になる可能性がありそれでは地方間格差が生じてまずいとは思った。現在導入している他地区にしても、もう少し枠を広げるなり募集に関する広報体制を整えれば売り上げ改善につながる可能性だってあり、その普及にも腐心してほしいと思うステさんであった。