2023年上半期の万馬券打率・飛距離・本塁打ランキングのうちJRA分が6月25日の開催をもって確定。
今回は上半期の『穴ウンサー』争いを振り返ることにする。
まずはJRAの全レース!
万馬券打率は山本直也アナと米田元気アナが首位で折り返し、これを小塚歩アナが追う形になった。
飛距離2部門は小塚歩アナが首位で折り返し、これを直也アナが追う格好になった。
本塁打は直也アナが首位で折り返しこれを山本直アナが追う形になった。
続いてWIN5!
先日600万円を割ったものの直アナが首位ターンとなった。これを大関アナと三浦アナが追う形で、万馬券打率・飛距離・本塁打争いとは違う構図になっているといってもいい。
続いては上半期に出たホームランのトップ10をランキング形式で。
第1位 6,196,220円(6月18日・函館第8レース・小塚アナ)
第2位 5,121,880円(1月9日・中山第3レース・山本直也アナ)
第3位 3,815,610円(2月27日・東京第9レース・山本直也アナ)
第4位 3,564,220円(1月9日・中京第11レース・檜川アナ)
第5位 3,366,490円(5月21日・東京第10レース・大関アナ)
第6位 3,188,680円(1月22日・小倉第6レース・小塚アナ)
第7位 2,980,320円(6月4日・東京第10レース・米田アナ)
第8位 2,953,620円(5月13日・京都第5レース・小塚アナ)
第9位 2,610,620円(2月18日・阪神第8レース・小林アナ)
第10位 2,581,850円(1月8日・中京第9レース・山本直アナ)
続いては上半期の三振(3ケタ)ワースト5をランキング形式で。
第1位 630円(2月25日・阪神第5レース・山本直アナ)
第2位 670円(1月9日・中京第1レース・山本直アナ)
第3位 760円(2月11日・東京第6レース・小塚アナ)
第4位 780円(1月15日・中京第5レース・三浦アナ)
第5位 810円(2月4日・小倉第1レース・大関アナ)
上半期の三振数(総勢7打席)はこんな構成になった。
2打席…山本直アナ、三浦アナ
1打席…小塚アナ、大関アナ、米田アナ
上位2人の威力は大きく『長距離砲は飛距離を制す』という自然な展開になった。三浦アナは複数三振を喫し飛距離の伸び悩みに直結している可能性が高い。
双方のランキングに中野アナの名前がないが、これについては考察を後述する。
最後に上半期のWIN5の実況単価のベスト&ワースト5のランキング。該当日の実況者は『東主場・西主場・(第3場)』の順に記載する。
【ベスト5】
第1位 5月7日 25,104,403円 含まれる重賞…NHKマイルカップ・新潟大賞典
(当日結果 75,3163,210円 実況者→山本直アナ・大関アナ・小林アナ)
第2位 1月9日 16,966,445円 含まれる重賞…フェアリーステークス
(当日結果 33,932,890円 実況者→米田アナ・檜川アナ)
第3位 5月21日 14,065,103円 含まれる重賞…オークス
(当日結果 42,195,310円 実況者→大関アナ・三浦アナ・米田アナ)
第4位 3月26日 12,828,520円 含まれる重賞…高松宮記念・マーチステークス
(当日結果 38,485,560円 実況者→山本直也アナ・檜川アナ・三浦アナ)
第5位 3月5日 9,020,755円 含まれる重賞…弥生賞ディープインパクト記念
(当日結果 18,041,510円 実況者→小塚アナ・三浦アナ)
【ワースト5】
第1位 1月29日 9,897円 含まれる重賞…シルクロードステークス・根岸ステークス
(当日結果 29,690円 実況者→大関アナ・三浦アナ・小林アナ)
第2位 6月18日 16,423円 含まれる重賞…マーメイドステークス・ユニコーンステークス
(当日結果 49,270円 実況者→中野アナ・檜川アナ・小塚アナ)
第3位 4月16日 17,333円 含まれる重賞…皐月賞・アンタレスステークス
(当日結果 52,000円 実況者→小塚アナ・檜川アナ・米田アナ)
第4位 2月19日 19,007円 含まれる重賞…フェブラリーステークス・小倉大賞典
(当日結果 57,020円 実況者→大関アナ・檜川アナ・米田アナ)
第5位 2月26日 23,510円 含まれる重賞…阪急杯・中山記念
(当日結果 70,530円 実況者→山本直也アナ・三浦アナ・檜川アナ)
直アナが2500万円台の単価に貢献し他にも7~8ケタの結果を残す一戦で確実に絡んでいることもあり首位ターンに繋がった。大関アナはワーストでも第1位と第4位にランクインはあるもののベストの第1位と第3位に名を連ねそこで貯金を作って第2位につけた形になった。三浦アナもワーストの第1位と第5位に絡んでいることはあるがベストの第3位と第5位で貯金を作った形で第3位に粘った感じか。
ランキングの振り返りの最後に中野雷太アナの不振についても記述しておきたい(これはゾウたん独自の考察である)。
今年になって、ほかのアナウンサーよりも担当レース数が絞られ、100万円以上の3連単を実況する機会が奪われた感があり、これに加え佐藤泉アナ(退社)との交替で佐賀競馬の実況に携わっていることもあり、報道・スポーツ局長(5月17日開催の番組審議会の概要でスポーツ局長と表記され報道担当の局長職を外された可能性が高い)の役職に加え関西支社長補佐の職にも引き続き就いているものとみられ、これが担当レース数の減少に直結し(以前佐藤アナが重賞での実況を外れた際にも似た現象があった)、完全に100万馬券を実況するタイミングが巡ってこないのが主たる一因ではないかと思われる。ただ、過去の佐藤アナの場合は夏の新潟で飛距離の調子を上げてきた過去もあるため、100万馬券に縁がないとみるのは時期尚早ではなかろうか。意外と夏の福島か中京で初当たりを出す可能性もあり、いくら穴党界隈でも見限るのは禁物かもしれない。
話は変わって…
6月29日、ラジオNIKKEIの競馬実況webに7月の実況担当が掲載されたので、それに基づいて、7月1~2日の個人の感想的に考えられる馬券戦術でも書いていこうと思う。
7月1日(土)
福島1R~6R→中野雷太アナ→打率も飛距離もすこぶる弱い。1番人気の単複で思い切った方がいいか。
福島7R~12R→米田元気アナ→打率は好調だが飛距離が平均的。中間人気4頭の馬単BOXで。
中京1R~6R→三浦拓実アナ→打率も飛距離も弱い。上位人気4頭の馬単BOXで。
中京7R~12R→檜川彰人アナ→打率こそ平均的だが飛距離が好調。人気薄から1番人気2着付けで馬単で流して。
函館1R~6R→大関隼アナ→打率も飛距離も弱い。1番人気から穴馬3~4頭に馬連ワイドで流して。
函館7R~12R→山本直アナ→打率も飛距離も平均的。中間人気4頭の馬単BOXで。
7月2日(日)
福島1R~6R→中野雷太アナ→打率も飛距離もすこぶる弱い。上位人気3頭の3連単BOXで。
福島7R~12R(ラジオNIKKEI賞ほかWIN5対象1レースを含む)→小塚歩アナ→打率も飛距離も好調。穴馬5頭の3連複BOXで。
中京1R~6R→山本直也アナ→打率も飛距離も好調。人気薄5頭の3連複BOXで。
中京7R~12R(CBC賞ほかWIN5対象1レースを含む)→三浦拓実アナ→打率も飛距離も弱い。1番人気から穴馬3頭に馬連ワイドで流して。
函館1R~6R→山本直アナ→打率も飛距離も平均的。人気薄4~5頭を1番人気2着付けで馬単に流して。
函館7R~12R(WIN5対象1レースを含む)→大関隼アナ→打率も飛距離も弱い。1番人気を避けた上位人気4頭の馬単BOXで。
7月2日(日)のWIN5対象レースの実況はというと…
福島10R・11R(ラジオNIKKEI賞)→小塚歩アナ
中京10R・11R(CBC賞)→三浦拓実アナ
函館11R→大関隼アナ
100万円を割りそうな第8位の小塚アナ、第3位だが400万円を割りかねない三浦アナ、ホームラン次第では500万円に乗りそうな大関アナの組み合わせ。WIN5の飛距離でみた場合は『福島は人気サイド・ほかは穴馬』にするのが第1のパターン。平均飛距離と万馬券打率でみた場合は第1のパターンの真逆として『福島は穴馬・他は人気サイド』にするのが第2のパターン。穴馬か人気サイドで白黒つけるような順張りになるため、『中間人気で揃える』『福島の人気傾向に合わせる』『中京の人気サイドのオッズに他の2場の傾向を合わせる』といったやや複雑な逆張りを考えることになりそう。
条件は、
- 2勝クラス→2勝クラス→オープン→GⅢ→GⅢ
- ダート→ダート→芝→芝→芝
- 定量戦→定量戦→別定戦→ハンデ戦→ハンデ戦
の流れ。久しぶりに3勝クラスが入ることがなく『2勝クラスのダート定量戦→オープンの芝の別定戦→芝のGⅢハンデ重賞』と比較的まとまった形でわかりやすい形か。
馬場状態から狙う場合は福島と中京が開幕週になるため前の開催終了後の作業内容と土曜日時点のタイムから判断することになりそう。函館は芝のAコースが最終週になるので芝の傷み具合を加味することになるのでは。
調教内容から狙う場合は重賞2鞍で確実に加味する必要がありそう。残りの3戦は『極上仕上げ』の評が出た馬あるいは馬なりに追われて動きの良い馬は一択でよさそう。
紙面の印から狙う場合は『ハンデ重賞は◎○▲と手を広げて』『混戦なら△の中の人気のない馬も入れる』『波乱含みなら△のついた馬総動員』といった具合に手数を増した攻め方に終始することになるかも。ハンデ戦を確実に当てている記者・トラックマンの印を一つの基準にすると近道になる可能性はある。