ここ最近競馬に関係ない話題はとんとご無沙汰になるが…

ちょうど実家の父の闘病生活で感じた出来事があったので記しておきたい。

(書きまわしがポエムっぽくなるが)

 

 

実家の父はこのたび大腸がんに罹患し市内の病院に入院した。

先日病院で腹腔鏡による切除手術を受けた。

9年前に脳梗塞で倒れその時から要介護の認定を受け車椅子生活。

がん発症まで週3回はデイサービスに入浴に行く生活を送っていた。

 

執刀に当たった外科医から手術結果の説明の際「術後からはリハビリスタッフも介入していく」とのことだったので、実家に出入りのケアマネージャーから話を引き継いだ病院のソーシャルワーカーに会ったところこう見立てたのだ。

 

  1. トロミ食が提供可能になった時点で嚥下関係のリハビリ開始。言語聴覚士と歯科衛生士によるチェック。
  2. 手術の創傷が一段落した時点から廃用症候群の予防に重点を置いたリハビリ開始。退院後在宅生活を送る場合に訪問リハビリテーションで対応可能な状態を目標に。作業療法士・理学療法士はここから関与。
  3. (⒈の流れで)糖尿病を併発しているため退院後の腸に負担をかけない食生活に向けたアセスメント。通常の管理栄養士による栄養指導からは踏み込んだ内容。
  4. 家族の備えとして、感情表出を減らすスキルの習得とがん患者にまつわる社会資源の学習。
 
父の入院先はがん拠点病院ではなく回復期リハビリテーション病棟もないが、ソーシャルワーカーの話から最小限のリハビリを組み立てると4項目になるとのこと。
そもそもがんの治療はチーム医療であるだけに亡き母の時代(ただ治療服薬すればいいレベル)とは勝手が違っていた。
家族の心構えの会得もリハビリの一つに入っており、⒋の感情表出に関する部分は私自身も非定型精神病に罹患していることもあり相応に理解はしていたが、社会資源として患者サロンのようなものがあればそこで心を開くことで気を落ち着けることができたらと思っている。
 
ただ、ソーシャルワーカーによれば、入院先の病院では退院後は経過観察での外来受診になり、最小限のリハビリ次第では回復期リハビリテーション病棟のある病院に転院してもらう可能性もなきにしもあらずとか。
 
最新のがん治療はリハビリも大事だというのは薄々感じていたが、かなり踏み込んでいる印象だった。
これを機に実家の父のQOLがどうなるのか不安が募る。
自分ががんになった際に心得たいこともあるので相応の覚悟もするが…
がんのリハビリに多職種が関与する時代になったんだ…チーム医療という点では常識かもしれんが。